つけの つぶやき

舞台の話を気ままに。

男役と10年

水さん雪組時代好きなんで 今も現役な 水さん雪組時代に在籍してた雪組子、どちらかと言うと 下級生とか中堅として見ちゃう癖あるんですよね。

 

久しぶりに 水さん雪組本読んだら

 

ザ・タカラヅカIV 雪組特集 (タカラヅカMOOK)

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今の男役上級生超可愛い。

すっごい可愛いかった。 今の研10で95期? だけど この本発売された時には 95期まだ音校生だもんな...

最下で 94期、本当可愛い。

 

あと、組本は あまり固定的な企画はないのが特徴なのもあって、

組本バージョン4 だけ?の 企画で

「男役座談会トーク」なんてものがあるんですが、

水さんや彩吹さん、音月さん等の雪組スターが男役としてこだわってる所をそれぞれ話していく企画です。

(星組さんは安蘭さん、月組は瀬奈さんを筆頭とした主要男役で話していました。花、宙は不明)

 

正直、「これ、他の女性劇団か下級生と音校生しか需要なくない?」とは思いましたが、すごく面白い企画でした。

男役として の話ってグラフや歌劇、スカステで散々話してますが、じゃあ、男役になるためになんの努力してるの?ってなったら急にぽわーって曖昧になるというか、男役になるための努力を見せないのが普通なのかもしれませんが、

この企画は 男役スターが男役になるためにどんな努力、工夫をしているのか。すごく伝わってくる本です。

水さん組本しか手元にないので 雪組の座談会でのやつを参考にしますが、

例えば、メイクの鼻たてをどの指でするのか?とか、もみあげをまっすぐ立てるのか斜めにするのか?

それ以前にもみあげをどうやって描くのか?下地は何をするのか

衣装の着こなしでも 肩パットをいれるか胴布団のこだわりとか、男役の仕草を具体的に何してるか?

その組のメンバーとして 何をプライドとしているか

などなど、 本当にそんな事まで語っていいの!?ってくらい話しています。

雪組星組月組とそれぞれ読みましたが 組によって 違った話をしていて、例え同じことを話していても 組によって全く言ってることが違ったりするので とても面白かったです。

 

それで、何が言いたいかっていうと

男役10年って 少女としての可愛いさが薄まり、こだわりが口に出して言える事なんだなということです。

名前を出して申し訳ないのですが、

組本の中で彩風さんのインタビュー記事があるのですが まー本当可愛い。

彩風咲奈というより 本名に近くて。そりゃまあ研2ですし当たり前なんでしょうが じゃあ今の彩風さんを見たら?というと 多分同じ服で同じポーズで同じ顔しても絶対「男役」彩風咲奈が生まれるんだろうなって思います。

 

男役座談会のトークでも 上級生になるにつれて 〇〇を''しています''としっかり言えていて 他の人はこうだった。''けど''私はこう。 と語る事が出来ていた印象でした。

そりゃ10年以上いれば当たり前やんと思うかもしれません。

でも私も女性として数十年生きてて なにかこんなに明確なこだわりが自分の中にあるか?と聞かれたら こんなにしっかりと言えないです。

こだわりを持つことは 自分と向き合った上でハッキリと自分を魅せる事ができる手段なんだなと本当に思います。

 

今の研10は 95期前後でしょうか? 正直、男役10年とトップ適齢期ってズレてると思うので トップになりそうな研10前後生はもっと待ってやってもいいのになーとか思ったり思わなかったり。

ま!結局は宝塚が盛り上がればいいとは思うんですがね!