つけの つぶやき

舞台の話を気ままに。

私と手紙のことについて

お題「推しへのお手紙についての質問」

舞台がない時だからこそ、書いてみようと思いました。

贔屓としている方が数人おり、かつそれぞれ微妙に気を付けていることが違うのでブレブレな回答かもしれませんが・・・

 

1.初めて手紙を書くきっかけ

初めて書いた手紙のことがよく思い出せないのですが、公式的に許可されている出待ちに参加することになって、手持無沙汰じゃいけない!と、手紙を書いた覚えがあります。初めて贔屓の舞台を見たときに、小劇場の身内感に圧倒されたりビビッて手紙を書くという勇気が出なかったことに後悔はしていたのであのタイミングで手紙を書く機会があってよかったなーと今でも感じています。

確か初めて手紙を書いたときの内容は、贔屓を好きになったきっかけの舞台作品は何かとか、自己紹介とかしてました。たぶん。

 

2.手紙を書くのはどんなとき

前日に書けないタイプです!恥ずかしくて捨てたくなるタイプなので・・・直前に書いてポイ!と出待ちやプレボに投げます。

手紙は自分の中で出席確認のようなもので。贔屓に「今日も自分にファンがいるんだな」と知ってもらうための手段として利用しているので、観劇時は毎回書いています。マチソワWしていても2回とも書きます。ソワレの時、さすがに内容がないよう。


3.推し以外の人に書くことはありますか?それはどんな時

宝塚の娘役さん数人に書いた時があります。ほんとに衝動的に。「あ、なんか手紙書きたい」と思い、劇団に送ったことがあります。なんで送ったのかな・・・

好きだから送ったのは確かなのですが・・・


4.今まで何通書きましたか?また1年でどのくらい書きますか?

ううーーーん、たぶん50通は超えていると思います。受験生時代、本当に追い込まれたとき、贔屓に自分の話を書いて送るという地獄みたいなことを何回かしていたり、贔屓が公演の全休が決まった際に数週間に1回以上のペースで書いていたのでそれ以上かも。


5.どういう方法で出しますか?

公式的に許可されている場合は出待ち時、最近はほとんどプレボに突っ込みます。

郵送は最近だと劇場に出待ち文化がある場所で手紙を出そうとしたときに劇場スタッフに「出待ちの時に渡してください」とNGを食らったときくらいです。(贔屓は出待ちNGだった)


6.下書きは作成しますか?する場合どのように作成しますか?

まったくしません。下書きを見返したときに冷静になるので・・・


7.便箋何枚くらい書きますか?また便箋はどのようなものですか?

基本的には2~3枚。最高で5枚くらい書いた気がする・・・

終演後に読みやすいようになるべく少なめにすることを心がけています。

便箋は、市販のものです。認知をされたくない+自分のテンションをあげるため、1日2公演連続で観るときでも便箋の種類を変えます。


8.便箋や封筒、筆記具などへのこだわりはありますか?

ペンはsarasaのビンテージカラーのダークグレーか、セピアブラックで書いています。sarasaが好きなのと、ビンテージカラーの色の可愛さに惚れました。

便箋は、「subikiawa」さんの便箋が可愛くて好きです。文房具店で見かけたら問答無用で買うという謎ルールを設けているくらい好きです。男性俳優の贔屓に送るには可愛すぎるのが悩みどころです。


9.誤字はどうしてますか?

贔屓には申し訳ないのですが、修正ペンがどうしても自分的に合わなくて使ってこなかったので、誤字を見つけたときはぐるぐると字をペンで塗りつぶして正しい字を書きます・・・見にくい・・・自業自得です。


10.どんなときに文章を考えますか?

さて!手紙を書くか!とペンをとり、便箋を取り出したときに考えています。1発勝負。下書きとして事前に書くとほんとに考えすぎてしまうのであえてそうしたほうが自分的にはそのほうがライトに書ける気がしてます。


11.文章はどうやって組み立てますか?

公演へのねぎらい→公演に対し、自分が考えたこと→贔屓に対して言いたいこと(公演以外のことで)という流れが多いなという感じです。

ほんとに感覚的にやっているので、その時の筆の乗り具合で色々です。


12.文章の作成において大事にしていることやこだわりは何ですか?

最後に絶対に「体に気を付けてください」と書くこと。贔屓の全公演休演を経験し、身体が資本である職業だからこそ、気を付けてほしいなと改めて実感したのと自分の目指している職業柄。友人からは「母親かよ」と言われます。


13.手紙の内容はどんな雰囲気ですか?

ほんとに・・・まちまち。テンションが高いときもあれば超暗いときも。なぜか作品のテーマには関係ないのに、「宝塚とジェンダー論についての私の持論」を贔屓に送り付けたときは、さすがに書いていて重すぎるな・・・と思いつつプレボに入れた思い出があります。


14.書かないようにしていることはありますか?

パフォーマンスに関すること。特に演技とダンス。贔屓の専門分野でかつ自分には専門外のことには言及しないようにしています。歌は素人目から見てもちょっと・・・と思ったときには書くこともありますが、ほとんどないです。

あとはセクハラ的なこと。「この時の顔がエッチでした!」「肌が見えてエロくて興奮しました」とか、絶対書かないようにしてます。書くにしてもほんとに言葉を選んで書きます。直接的な言葉は絶対に選ばないようにしています。

あと、「ずっと応援しています」とは書かないようにしています。ファンではなくなったときに申し訳なくて・・・


15.手紙にしか書かないことはありますか?

手紙にしか書けないようなことを書かないようにしています。2ちゃんやツイッターの裏アカでしか言えないこととかは絶対に書かない。誰がみても恥ずかしくないような内容にすることを心がけています。


16.ダメ出しなど、何か指摘することはありますか?

「俳優は舞台上の景色しか分からない」からこそ、思ったことは率直に書いています。上記したことと矛盾していますが、ダメ出しではなく、あくまでも疑問に思ったことを贔屓に質問するみたいな形で書いています。「この場面の演技は私はこう思ったが、あなたはどういう思いで演じていますか」というような感じで。客席から思った、稽古過程を知らないからこそ、書けることだと言い聞かせて書いています。

直そうと思うかは贔屓側に選択肢があると思うので直してくださいとは絶対に言いません。

パフォーマンス以外のことは指摘したりというのは時々あります。ほんとに変えてほしい時だけですが。


17.便箋一枚目の最初に「○○さんへ」「Dear ○○」など書きますか?

贔屓のフルネーム+さんへ

です。ほんとになんとなく・・・


18.手紙では推しを何と呼んでいますか?

贔屓全員「苗字さん」です。全員年上だし、仮に年下だとしても、私は贔屓のお友達ではないので絶対にこの呼び方にしています。


19.手紙本文の最初で名乗りますか?

基本名乗らないです。


20.手紙本文は敬語ですか?

絶対に敬語です。友人に手紙を書く時でも敬語なのでこれはもう身体にしみこんでます


21.封筒の宛名で相手の名前や宛先以外に書いていることはありますか?

特にないです

あ、プレボに入れるときは役名は書くようにしています。

 

22.自分の住所は書きますか?

プレボに入れるときは書くようにしています。スタッフからの検閲時に住所ないとはじかれるという話を聞いたことがあるので・・・いや、ほんとかは知らんけど。


23.自分に関することを書くことはありますか?

ごりっごりに書きます。時々、「これは、私の日記かな?」と思うくらい書きます。一時期、やめようと思いましたが、とある俳優さんが、映画の初日記者会見でファンの手紙に書かれていたことから役作りをしたという話を聞いて、情報の取捨選択は相手が決めることかなと思い、気にしないことにしました。


24.本文最後に自分の名前以外に書いていることはありますか?

特に書いてないです。初期は書いてましたが飽きました(笑)


25.書き出しや締めに使うお決まりの言葉や文章はありますか?

書き出しは「こんにちは、連日の公演本当にお疲れ様です」

締めは「これからも公演や稽古が続きます。けがや病気に気を付けてください」と毎回書きます。


26.取りかかりから完成までどれくらいかかりますか?

最短で10分最長で1時間。集中力によります。


27.完成するのは出す日のどれくらい前ですか?

開場1~3時間前に書いて出します。


28.手紙を書きながら予定していたより文章が増えることはありますか?

毎回です。1枚と決めていた時に限って5枚になりがち。


29.清書して便箋などのスペースが思いのほか余ったときはどうしてますか?

どうでもいい話や近況を書いてスペースオーバーするタイプです。無限ループ・・・


30.下書きや手紙の文章は残しておきますか?またそれを読み返すことはありますか?

Instagramで友人に公開しています。「公開する」という意識を持つからこそ、変なことは書けないぞ!という気持ちで書けるなーと思うし、見返していて楽しいので


31.手紙の中に好きという単語はどれくらい出てきますか?

あまり、好きと書かないようにしています。顔が見えない人に好きとか言われたら気持ち悪いかな・・・と思い・・・


32.手紙を書く上での悩みはありますか?

定期的に、パフォーマンス以外のことで贔屓の1人に言いたいことができるのでどのくらい伝えればいいか悩みます。贔屓というか贔屓周辺の人に言いたいことがあるときはどうすればいいのだろう。


33.手紙を書き続けて変わったことはありますか?

自分の気持ちを可視化することの大切さに気付き、こうしてブログやインスタで気持ちを文字にすることに対して抵抗感がなくなりました。また、なんでそういう気持ちになったかを自分でアセスメントすることが習慣化した気がします。禅問答的な。


34.手紙を通して一番伝えたいことは何ですか?

舞台は「芸術」だからこそ、自分がその作品を見て何を感じたかということを贔屓に伝えたいなと思っています。美術や音楽の時間に作品を見て感じたことを紙に書いた時のように。俳優はあくまでも作品の表現をするための道具に過ぎないので、贔屓のことより感じたことを書きたいなあと思っています。できていないことのほうが圧倒的に多いですが・・・


35.手紙について推しから何か反応を貰ったことはありますか?

ふと封筒を自作しようと思い立ち、作って出待ちしたときに封筒に対して反応してもらったことがあります。あと1つありますが秘密です。


36.手紙に関する事件があったら教えてください。

宝塚紹介事件(???)

衝動的に動きすぎたことが事件なので

男性の贔屓に「宝塚の雪組が最高だから観てください」という気持ちを伝えたすぎて、わざわざ日比谷でフライヤーもらってフライヤーが入る封筒買って宝塚の魅力を語り、プレボに突っ込んだ思い出があります

結局、新型コロナで中止になったし、観たかは知りませんが 観て欲しかったなあ...

 

37.あなたにとってお手紙とは何ですか?

贔屓に自分の気持ちを伝える場。ほとんどイベントに行かないし、イベントで話せることは一瞬過ぎて何も言えないので手紙にして発散しています。

プレゼントを送らない分、手紙くらいはしっかり書きたいなあと・・・


38.推しへの手紙について語りたいことがあればご自由にどうぞ。

私の手紙はほんとに重いです。書くことも、考えることも、文章の雰囲気も。だから贔屓にとっては読みにくい手紙かもしれないなあと本当に反省の日々です・・・けどやっぱり手紙を書いて贔屓に届いているかも!とわくわくする時間がほーーーんとに大好きです。手紙を贔屓が受け取ってくれる瞬間が本当に大好きです。贔屓がほんとに読んでくださっているかは分かりませんが、これからも送り続けたいです。

 

こうして振り返ると、適当に書いているようで結構自分の中で考えて書いているんだなと・・・

舞台が再開してもしばらくはプレボがない日々だとは思いますが、手紙を出せる日が来たらガンガン書いていきたいです。待ってろ贔屓ー!!