つけの つぶやき

舞台の話を気ままに。

贔屓には盲目で! 他には目を向けず

贔屓があたかも 教祖であるかのように 贔屓を愛する方を

「盲目ファン」なんて皮肉る時に使ったりしますが

私はその単語を使う方からしたら 盲目ファンだと思います。

贔屓の 欠点も 長所だと思ってしまいますし

結局 「そんな所も好きだ」という結論に至る事が殆どです。

 

そんな私なので Twitterでもついつい 他から見ると 盲目ファン的な ツイートばかりしているのですが

なるべく 周りの方を不快にさせないようなツイートを心掛けているようにしています。

 

Twitterを始めて2年ほどですが よく

他のファンからちょっとした批判が起こるツイートをされたファンの方がいらっしゃるきがします。

 アンチや ルール違反がほとんどですが

そんなツイートするのもったいないなーといつも見ると思います

だって 自分も批判され、周りも不快になって 

いいことないじゃないですか。

 

なのでおこがましいですが 自分もここで言ったからには忘れるなよ! という意味も込めて

自分が 何を気をつけて 皆様に見られるコンテンツで発言しているかを 記していきたいと思います。

 

1、 嫌いな方の話はしない

基本中の基本かもしれませんが

アンチは その人にとって苦手な方の話をする方が多いなーと思います

盲目ファンからすると めちゃくちゃその時間勿体無くない!? と思ってしまいます。

だって わざわざ 嫌いな方を見て

「うわー嫌いだわー」と思って 発言をするんですよね? そんな事考える暇があったら

「贔屓素敵」って言って舞台写真眺めてます笑

 

Twitterだと エゴサーチ出来ますし 嫌でも贔屓の名前を検索したら 公開設定をしていないと そのツイートが見えてしまうんですよ。

だから ファンの方にも見えてしまうし

誰が得するの?という感じです。

そんなに苦手で 直してほしいところがあるなら

「ここを直したら もっと良くなると思います」

って 手紙を出せばいいと思うんです

(勿論 相手がいるということを忘れずに)

本人に伝えればその方にとって良いアドバイスでも

本人が見えないところで言ったら ただの悪口です。

悪口に聞こえてしまうようなツイートなら 補足をたくさんつけて 推敲に推敲を重ねた上で 勘違いされないようなツイートを心がけるべきだと思っています。

 

2、自分の意見と違う意見を見ても怒らない

 

これは 受け取る側に立ったときに気をつけているのですが、

時々 RT等で回ってくるのは

アンチなど ツイート主にとっては不都合な意見を見てしまった時に スクリーンショットで撮影し

「贔屓はこんなんじゃない!」と怒っているツイートです。

もしくは そのアンチの方に 

「贔屓はそんな方じゃないです」と反論される方。

確かに ファンにとって アンチは不都合なものですし もし私の贔屓のアンチを見つけてしまったら 怒ってしまうと思います。

けれど スクリーンショットや 反論は逆効果だよなーと思ってしまいます。

もし スクリーンショットをしてツイートをすると

そのツイートを知らなかった方が そのツイートをみて 知ってしまう訳ですし

RTされてしまえば もっともっと多くの方がそのツイートをみて 心苦しい気持ちになってしまうと思うんです。

だから アンチツイートを見てしまったら

スグにアンチアカウントをブロック。

これに尽きるなと思います。

自己防衛って 絶対にした方がいいです。

だって たった140字で 贔屓疑いたくないですし。

 

3、ルールは守る

 

基本ですがこれは大切。

私も ファンになって 3ヶ月くらいの時

自分がルールを認識していなかったばっかりに あるルールを破り 周りに迷惑をお掛けてしまったことがありました。

会や宝塚のルールは 初期ファンからしたら

暗黙の了解が多く結構知らなかった! となるような事が多いです。

勿論 ちゃんと会掟を読めばいいのですが 見落としがちだと思います。

もし 誤ってしてしまった時は すぐに消す。

ルールはルールですし  破っても載せ続けるのは  ファンのイメージを下げるだけです。

 

 

大雑把に言うとこの3点。

もっと細かいことを言えば たくさんだとは思いますが

この3つを守れば する側見る側共に苦しい思いをせずに 快適にコンテンツ使用できると思うんです。

普通の社会だと当たり前なこの3つですが

SNSって そういうことが なあなあになっているなー と思います。

私は 宝塚やAKBしか慣れ親しんで来なかったので その2つの界隈の事情しか分かりませんが

他の界隈でも通じる所があるのではないかな?

と思います

 

Twitterなら たった140文字の世界。

たった140字で 贔屓を疑ってしまうような 事がこれ以上起きませんように。

(上から目線な文章で申し訳ありませんでした)

努力たいせつ~リメンバーミー~

上半期観てよかった作品 ラストは!

「崩壊シリーズ リメンバーミー」です

 ~崩壊シリーズ~『リメンバーミー』オフィシャルホームページ | キャスト紹介やチケット情報など

 

この作品、前作は ニコ生でみたんですよ!

2016年は まだ彩吹さんという存在を知らなくて、ひたすらソルフェリーノの夜明けとマリポーサの花にハマってました

その話はおいおい。

再演記念のイベント(ニコ生)で 全編流す 主催者側の心意気、ここ(胸をトン)に届きましたよ

 ニコ生なので (?)プツプツと途切れ途切れだったので 見にくいなとは思いましたが

本当に面白くて、 これ無料で大丈夫!? 

彩吹さんの長ーい手足見れるなんて、無料公開なの!? 1万円くらい払わなくていいの!?払うよ!? と混乱してました。

そしてキャストが仲いい事! 皆さんリラックスされていて ここはなに?打ち上げかな? みたいな ゆるーい雰囲気がありました笑

そして このイベント後 正式にフォロワーさんに

「一緒にどうですか??」とお誘いし 観に行くことが決定したのです!!

やったね!!

 

詳細? そんな言葉取り扱ってないです

いやー リメンバーミーほど 詳細語ると面白みが底辺になってしまう作品は無いですわ!

色んなネタが伏線になっていたりなっていなかったり けど結局は一つの点に繋がっていて

ひたすら笑っていました。

キャストさん全員が 演技上手い方で構成されているし 芸人さんいらっしゃるし、間の取り方が最高すぎる

初めて マチソワWしたのですが 同じ演技なのに笑えてしまう!

これって すごい事だなと思いました

そして 前作のネタも組み合わさっていたりしていたので ニコ生で流すのは理由があったのか!ととても感心したのも いい思い出です。

...「いや なんで詳細言わないの?」って??

StageGate [ステージゲート]|オンラインショッピング

 

そう...

DVDが出ます!!!!!!!

もうね めちゃくちゃ嬉しかった

そういえば 私が観劇した際 後ろにカメラがいて (スカステかな いや違うだろ)ってツッコミいれてたんです自分で。 

いやー嬉しいね 宴開いてもいい(つけは時々おかしい事を言います)

私は 某受験を1月2月に控えてるので 買うのをぐっと我慢して(頼む...販売止まらないで)

ひたすら 可愛い彩吹さんキーホルダーを愛でたいと思います (つけは時々おk(略)

 

成長してる!努力してる!

宮子役、里田愛さん (彩吹真央さん)

贔屓目じゃなくても 可愛い。

赤いワンピースめちゃくちゃ似合う...

フォロワーさんと 

「可愛いかったね 彩吹さん...」と再確認してしまうほど 可愛いかったです。

前作では

''宝塚をコンセプトにしたお店で働いていた タカラジェンヌ志望だった女性''

っていう設定のあった 里田さん。

めちゃくちゃ身体の向きが不自然 喋り方 ベルばら

宝塚ってこんなんなのか... いや彩吹さんOGだし 本家なんですよ 言ってしまえば...

ファンだから気づかなかったけど こんな感じなのかな宝塚を外部からみたら☆

けど!!!!

今回では 里田さんめちゃくちゃ頑張りました(誰目線)

すごい 自然な!!演技になられてました!(当社比)

「里田さん 努力したんだね(;_;) よく頑張ったよ(;_;)」(だからお前は誰目線なんだ)

と 冒頭からジーンとしました

あの

DVDで映ってるか不明な所でめちゃくちゃ細かいところ話したいんですが。

ある場面で ある俳優さんが 主役さんの過去を新入りに教えるという 所があるんですが、

まあ 黒歴史なので 皆 言うなよ...みたいな雰囲気になっているのですよ...

そこの彩吹さんめちゃくちゃ可愛い!!

とある演技で ベッドで横になってるのですが

ペラペラ話している俳優さんの方を向いて

「しーっ」って人差し指を口に当てる まー、スタンダードな 言うな!っていうポーズしてたのですが

なんか 私の胸をずぎゅーんと撃ち抜かれて

皆笑ってたのに 私だけ

「ハアッ カワイッ ナニコレッ アヤブキサンッ」って悶えてました。

DVDに映ってるか分からないし

映ったとしても 細かいな!ってところなので笑

 

パンフレットの話を。

パンフレットを購入して 彩吹さんのコメントを見たのですが びっくりしたのは役作りのところ。

役の人生を考える ってさすがだ と思ったり

実はその前に

AQUA5トークイベント映像で

マリポーサの花のエスコバルの過去について話してた彩吹さんを 見ていたのもありニヤニヤしました笑

 

水さんもですが彩吹さんの苦悩してる演技がめちゃくちゃ好きなので こういうコメディ女優な彩吹さんを見れて とっても幸せだなー。と!

 

この3作品の他にも ハウステンボス歌劇団

「lie & truth」、

宝塚雪組の 「星逢一夜」など観ましたが

やっぱりこの3作品が良かったなーと思いました

上半期は 素敵な作品ばかり出会えて 幸せでした!

下半期は1作品くらいしか観れないですし

プクル観れないので レポを漁りまくる半年に

なりそうです。

(勉強しろよ)

幸せは近くに~アルジャーノンに花束を~

上半期見てよかった作品 2作品目は

アルジャーノンに花束を 」(荻田浩一演出)

です。

http://www.algernon-musical.com/

これは生で観た作品です。

この作品、 あらかじめ観ようと思ってたわけではなく、

家族旅行で東京に行くことになり 私以外はTDSに行って 私は舞台を観に行くというプランを急に思いつき、 私だけ別行動することになりました (親ありがとう)

暇だったので有楽町でぶらぶらしていた時 「Sparkling voice」のポスターを見つけ 本当に膝から崩れ落ちそうになりました。

「彩吹さんこれに出ているんだった」と...

あの時ほど 私が2人欲しいと思ったことないです笑

早く幕下がって!

私は、2015年の秋に宝塚を知ったので荻田先生の舞台を 生で観たことがありません。

ただ、 「ソロモンの指輪」だけは DVDで見たことがあり 宝塚らしくない宝塚で 終始頭を使い、なんだこれは! と驚いた覚えがあります。

また、

「オギー(荻田先生)宝塚に戻ってきて!」

というツイートをよく見ることもあり、

前々から生で見たいなーと 思っていて

水さんも出演されるし いいチャンスだ!

と気軽な気持ちで劇場へと向かいました。

言いたい事は沢山あるのですが、私がこの作品を観ていてずーっと思ったのは

「お願いだからここで幕が下りて。」ということでした。 これは駄作ということじゃないんです。 本当に切なくて切なくて...

シンプルな舞台機構に 9人という少ない人数での舞台。 主人公のチャーリーゴードンが手術で頭が良くなっていくにつれ、

アリス、研究者、家族や仲間の関係性が徐々に変化していく過程が 本当に切なくて。

チャーリーはどんどん頭が良くなり

研究者や仲間が自分を見下している事に絶望をし、 家族の気持ちを知り、 アリスを愛し...

ああ ここで幕が下がったら チャーリーはまだ後悔しない 絶望しない。

本当に苦しかったです。

けれど 見たあとすごく心が温かくなって...

良いものをみたな って気持ちになりました。

チャーリーは 夢を叶えた。 けれどその夢は自分を幸せにはしなかった。

元に戻った時 真の幸せは何かが分かっていった...のかな? なーんて!!

1回しか見れなくて しかも3月に観たものなので 記憶が曖昧なので 詳しく言うのは控えます

ああ 何かにメモしとけば良かった!

ええい リンクを貼るので ゲネプロ映像視聴してもらいたいです!

ミュージカル「アルジャーノンに花束を」ゲネプロ - YouTube

矢田悠祐のピュアな歌声が染みる!ミュージカル『アルジャーノンに花束を』公開ゲネプロ | エンタステージ - YouTube

ヅカファンとしての目線

荻田浩一先生

前に書いたように  私は荻田先生の宝塚時代を知りません。 この作品を観て思った事は

なんで宝塚はこの人を手放したの?なんでもいいから退団を止めさせることは出来なかったの?

でした。

いや ジェンヌさんもスタッフも劇団側が辞めること止めさせるなんて出来ないことは分かってるんです。 けれど 失ったのは大きな痛手だっただろうな という事がこの作品を通して嫌という程分かりました。 

上手すぎる舞台機構の使い方、 俳優の動かせ方。 幻想的な雰囲気を創り出す天才だなとしみじみ。 もっと色んな作品を宝塚でみたかったななんて。

水夏希さん

ゲネプロ映像見てもらうと分かるのですが

男役時代の声とは違う 女性として包容力のある優しい声で... 第一声からとても驚きました。

7年も元の女性として生きているとこんなに声が違ってしまうのかなあ なーんて!

少し前に 水さん主演のサラベルナールを見ていても感じましたが  何かに苦悩する水さんは美しいなー としみじみ感じました。

(私的に好きな人が苦悩してる演技してるのをみるの大好きってのもある)

まとめとして言わせて。

私がチャーリーだったとしても 絶対水さんアリスを好きになるに決まってるって!!!!!!!!!

蒼乃夕妃さん

...はじめまして...

星組 月組とご縁が無かった私。蒼乃さんは

「霧矢さんの相手役でダンス上手い 結婚おめでとう」という知識しかないので 

無知識にも等しい状態での観劇でした

今回蒼乃さんは 水さんの役とは真逆なおおらかでポジティブで大酒呑みな芸術家の役でしたが

あんなトップ娘時代の役とは逆ベクトルな役だろうに 完璧にこなしていて!

ひぇー! とびっくりしました

さすが なんでも出来る(イメージ)霧矢さんの相手役だ... 

私的には 蒼乃さんの役が可愛くて好きです

最後に

ここまで読んで頂いた方も薄々気がついていると思いますが

「だから結局何が言いたいの!? 」っていう。

私も 言いたい事は沢山あるのに 3ヶ月経っても この気持ちを 伝えることが出来ないって言うのがもどかしいです!

リピしたかったな ってすごく思った作品ですし

ネタバレもなにも 再演すら怪しい作品らしいので ここで全てを語り尽くしたい! と意気込んでいたのに 荻田先生は甘くなかったです笑

(文章力が無さすぎるってのもある)

深い深い底なしの アルジャーノンの温かさからは 一生抜け出せないんだろうなー。

 

最後の上半期~は 「コメディと彩吹さん」です

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

宝塚もAKBも

私は 宝塚ファンになる前は

ライトなAKBファンでした。

 まぁちゃん(奥真奈美さん)推しでしたが

卒業後好きになったのもあり、 AKBをめちゃくちゃ好きかと言われたら なんとも言えませんが。

妹と 中学生のころ好きだった男子(共にSKEファン)の話す内容は 説明なしでも うんうんと聞ける くらいではありました。

(今回の総選挙の選抜メンも8割顔と名前が一致してて ちょっと安心 ってレベルなのです)

 

今回の総選挙の 大きな衝撃は やっぱり結婚発表だと思います すっごく心にズーンとのしかかって、 モヤモヤが取れないので ここで思いをペラペラ話してスッキリしたいと思います。

(現役AKBGファン ごめんなさい)

*

宝塚もAKBは共通性がとてもあると思っています。

「女性だけである」「ファンとの交流がアツい」

そして 「夢を見させてくれる」

AKBの恋愛禁止、 宝塚のすみれコード

ファンが夢を見ることが出来るための サポート器具みたいなものだと思っています。 

 

だから 今回の件を 宝塚に置き換えると

*

ある めちゃくちゃ仲がいいことで有名なコンビが 退団発表会見をして

その際 相手役の事について聞かれた時

「いやー 私 相手役のこと最後まで苦手で ずっと嫌いでした」と 発言していて

(なぜそのことを話したかというと 次の日 メディアに 仲が悪い事が 報道されるからで)

そして

応援をしていて ずーっと好きで 憧れ 愛していた ファンが最後の最後で

(この場面 すごい嫌だったのかな? このシーン素敵なのに) と疑心に陥るきっかけを作ってしまう 

という 最悪な事が 起きているんではないかなーと ライトなペーペーファンは結論付けました

 

結婚するために卒業するのは ファンじゃないので ショックではないのですが

今まで 現実を見せないように と努力してきた

他のOG/メンバーを 考えてしまうと

この判断は 良かったのかな? 運営は何をしてたの!? と。

 

これは 宝塚でも同じで 現実を見せないでほしいな とずっと思っています。

 不信にさせるような人事とか ナウオンでのジェンヌの失言を編集しないで放送する とか。

ジェンヌさんも、どれだけ 実際不仲であってもそれを匂わせない。 みたいな努力って 大切なんじゃないかなあ?と。

些細な事で ファンじゃなくなることって多いと思うんです。どれだけ好きでも 邪念を持って応援したくないですし。

 

今回の総選挙も 傍観者でしたが

なんか 色々考えさせられるなーと思った私でした。

上半期見てよかった作品~カラマーゾフの''衝撃'' ~

上半期ももう終わりということで...

上半期見て良かったなーと思う作品を3作品。

今回は 宝塚の過去作で 1作品。

 

カラマーゾフの兄弟('08年雪組)

 『カラマーゾフの兄弟』 | 雪組 | 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ | 宝塚歌劇 | 公式HP

いきなり9年前の作品/DVD廃盤商品ですが笑

『カラマーゾフの兄弟』 [DVD]

上半期 「見てよかった!」と思う作品は過去作だけでも 結構あるのですが、 

1番見てよかったな と思ったのは この作品だな。と

私はどちらかと言うと エリザベートなどの 宝塚の名作と呼ばれる作品が苦手で、

好評と酷評が4:6くらいの ある意味宝塚らしい(?)作品が好きなので 、良い作品だという声が多いカラマーゾフ、 私ハマらないんじゃないかな? と思っていました。

 

本格的に見ようと思ったきっかけは、

Twitterのフォロワーさんから 

カラマーゾフのOPが凄い。」という話を聞いたからなのですが、 本当に凄い。

 

 

衝動

衝動

 

幕が開いて最初の言葉が「俺はやっていない」「父を殺してなどいない」と

本当に宝塚か!? という感じの水さんのセリフから始まるのですが、トップ以下中心メンバーのソロや、組子のコーラス/演技力がOPでグワーッと濃縮されていて、引き込まれるとはこういう事か。とたった数分でピリピリと実感する気持ちになりました。

原作を読んだことがない状態で見たのですが

衝撃 の一言。

終始暗く、見ている側が救われるとしたら(役名略) 水さんと白羽さんが 結ばれるというだけ。

トップコンビが結ばれるという視点だけで言えばハッピーエンドなのに、 客観的に見てしまったら バッドエンドだよな。

と 思ってしまうくらい 彩吹さんも未来さんも彩那さんも 誰も救われない。

けれど、一つ ふっと思ったのは 

「バッドエンドに作り上げたのは 張本人ではなく 周りの人間だ。」

 ということ。だって事実が事実のまま過ぎていったら、

「水さんも白羽さんも彩吹さんも幸せに過ごしましたとさ ちゃんちゃん。」で 終わってたじゃないですか。

だから、(ああ。これはノンフィクションに近いフィクションだな) と思った瞬間 ゾワゾワっと いろんな意味で寒気がしました。

彩吹さんは 傍聴人から疑惑の目を向かれてしまったことによって本格的に 破滅の道へ進んでしまうし

一つの話題でコロッと 意見が変わってしまう

 そんな人間のある意味悪いところが カラマーゾフ家を崩壊させてしまったのかな と。

そういう事は今の世の中も変わらなくて 。

だから

「近い未来、傍聴人もしくはカラマーゾフ家になるのは私たちかもしれない」

そう思うと また寒気がしました。

 

ジェンヌさんの事について。

 私の1番の贔屓(緒月遠麻さん)は「忘れ雪」に出演されていたため この作品には出ていないのです。

私の悪い癖でいつもなら 「この作品なら 贔屓はこの役がいいな」と考えてしまうのですが

カラマーゾフは どうしても考えつかない。

そのくらい 全ての組子の役が ハマり役で、

ドストエフスキーはこの雪組を見て小説を書き上げたのか?」と錯覚するほど 完璧な配役だったと思います。

水さんの あの荒々しいという名の繊細な演技、

白羽さんの アンニュイな雰囲気、

彩吹さんの だんだん狂っていくまでの演技力

未来さん...彩那さん...沙央さん

どこを切り取っても 素晴らしいしか 出てこないです。

 

余談ですが

きっと私はカテリーナとは仲良くなれないです笑

きっと 接していくうちに

「だからドミートリーに振られるんだよ!」と言ってしまうと思います笑 

ああいう 「してやってる」 と錯覚してる女性はいけませんね 私も自分の姿を見直さなくては。

ほんと 大月さんの演技力には 完敗です。

 

 

まだまだ言いたい事は沢山あるのですが、

論文レベルの長さになってしまうこと間違いなしなので

 実際、観劇された方のブログを見たらジェンヌさんやカラマーゾフの感想

沢山書いてあるし そっちを見てくださいね!

いやー  これを生で観たかった。

 

2回目の 上半期~ は 2017年の作品。

ヒントは

「オギー先生と水さん」です。

 

ここまで見てくださって ありがとうございました!