2021年が終わるぞおおおおおおおお
・・・ブログ、1年間も更新していなかったことに軽く引いています・・・
忙しかったので仕方ないです(言い訳)
今年はどんな1年でしたか?私個人としては、去年より冷静にオタクできた実感があった1年でした。
去年も記録した気がしますが、今回も備忘録として、自分がみてきたものを軽くアウトプットしていきたいと思います。長ったらしいので見たいページに飛べるスタイルにしますので見てやってください。
モンティパイソンのSPAMALOT
正直言ってギリギリまで行くのを悩んだ作品です。ご時世的に行くのも悩ましく、そもそも演出家のことがあまり好きではない。そしてブリリア。 観劇三重苦
最終的に行くことを決めたのは、母が出演者の1人、シソンヌのじろうさんを生で見たいと言ったからでした。
しぶしぶ取ったら1列目のドセンターが来て結果的に母親孝行の一つになったのでヨシ
作品自体は内容なかったし(褒めてる)それぞれの演者の個性光っててよかったけど
内容がないと2時間ってこんなに長いんだなあって思った笑
あと、賀来賢人さんにゲイだと性自認するシーンあてがうのはいいですけど、それを見て周りが「ホモだー!!!」って逃げるシーンつけるのは「昔の作品だから」「輸入作品だから」「この演出家だからしょうがない」で終わらせていいんですかね。「笑わせるため」の演出として存在してていいんですかね?
推しの歌の上達具合に感動しました。新妻さんとのデュエット・・・最高でした・・・
この作品みてから母の口癖が「新妻さん歌上手い」になりました。それはそう。
パレード
もともと観ようとは思っていたものの、作品の内容的に気軽に取ろうという気持ちが湧かず、チケット確保をしないままズルズルきていた作品。
しかし、キャスト変更で個人的に応援している女優さんが出演されるということで「これは運命だ!」という衝動だけでチケットを取ることにしました。
誹謗中傷が取り沙汰されている世の中であり、現代特有の現象のように見えるときもありますが私はそうは思いません。この作品を観てその思いがさらに強くなりました。活字、噂、思い込み。人と人が伝言ゲームのように一つの話題を伝え合うことの難しさ、伝言の間に簡単に内容が変わってしまい、次第にヘイトがたまってしまう、それを利用する人たちがいる現実は今も昔も変わらないのかな、と私は思います。
「差別」を批判する民衆や法律家たちが、「黒人は殺人・正しい証言をするほどの知能を持たないだろう」という潜在的な「差別」があることで扇動され、主人公たちが悪人へと作り替えられていく。
なんて、残酷なんだろう。目を覆いたくなるような作品でした。
けれど、目に映し出されるのは、大量の紙吹雪によって作り出された雪景色のような真っ白で美しい世界。その視覚と内容のアンバランスさに頭がクラクラしました。
もう一度見たい、なんて気軽には言えないくらい重い作品でしたが、あの重厚なコーラスやそれぞれのキャストの演技にもう一度会いたいなと思います。
友人に誘われ、観ることになった作品。友人のビギナーズラックに助けられ(?)1列目センターに座ることができました。何なの、この悪評ぎみな劇場だといい席座れる運。
私個人としては、悲伝までの作品は観たことあるんですが三日月宗近と山姥切国広が一緒に出ている作品だと「刀剣乱舞」というよりも「三日月宗近と山姥切国広の物語」感が強くて、他のキャラがどれだけ活躍しても、2振りの前ではモブのようにみえてしまって。2振りの独特の空間ができてしまっているのがどうしても苦手でした。ジョ伝は好き。
今回、山姥切国広が出ている作品ではありましたが、「三日月宗近」がキーとなるような話ではなかったので、割とすんなり観ることができました。
ステアラの特性を活かして、それぞれの面にセットを組み込み、刀剣男士たちが場面ごとに移動することで 時の流れや場所が分かりやすくなってて良かった。やっぱり、セットがあるといいね。グルグル回るなか殺陣をするシーンとかより迫力がでてとっても良かった。
~ネタバレ~
この現代社会において「確定された歴史」というのはないので、敵に向かって「所説に逃げるな」なんて論じられても、「いや、そもそも刀剣だってゆーても逸話とか所説の塊なんだが?」とか、「所説だらけな加州清光の前でよく言えたな!!!?」みたいな気持ちになってしまって、刀剣男子が無茶苦茶なこと言っているように聞こえてしまったのは結構しんどかった。
よくよく考えれば、刀剣男士からしたら敵の計画が無茶苦茶なうえで「所説に逃げようとしてる」からダメなんだろうけど、その「所説」について刀剣男士たちは葛藤せず、ずっと否定しているのが私的に釈然としなかった。敵の所説と己の所説(逸話)との違いについて立ち止まって振り返ってくれてる描写があったらもう少し受け入れられたのかなあ。(1回しか観ていないので私が忘れているだけでそのシーンが描かれていたら申し訳ないが)
はじめてのステアラだったけど、終演直後「中心にいると酔わなくて済むんだね」「回転して面白かった」って、回転する遊具で遊ぶ幼児みたいな感想が出た。あそこはオタクを幼児にする場所。
まあ、また行きたいかと聞かれたらちょっと考えるけど。
ミュージカルマリーアントワネット
再演!!!3回観た。なにせ2018年の時にはなぜか同じタイミングで睡眠タイムに入って記憶のないシーンがあるから。失われた記憶を取り戻したくて。(その当時軽い不眠症で寝不足だった)
2018年の時は、「マリーアントワネットに負けるな!マルグリット頑張れ!」みたいな気持ちがあったけど、2021年の私は「フェルゼン、あんな女なんかやめて私と結婚しよ?」と、なぜかフェルゼンにガチ恋...というよりもかなり同情してしまった。
マリーアントワネットを含む家族に振り回されすぎているせいで不憫すぎて、「なんか中間管理職って大変だな...」みたいな感情しか湧かなかった。
ただ、結局私も「マリーアントワネットは悪女だ」というフィルターがかかっていたせいで嫌悪していたに過ぎなくて。彼女の母親的側面、政略結婚ゆえの抜けない少女らしさを目にしたとき、私の中の「マリーアントワネット像」が歪んでいたのだと改めて感じさせられて、何度も作品を通じてみていた「マリーアントワネット」のこと私は知っていたつもりになっていたんだなあと思い知らされた作品でした。
あと、大好きな「遠い稲妻」、改めて大好きになりました。
花園でフェルゼンとマリーアントワネットが逢瀬するシーンって2018年と比べて短くなった気がするんだけと、気のせいだろうか
私は、水夏希さんがトップを務められていた時代の雪組が大好きです。
正直、「2007年雪組」と銘打つ割に、数十人いた出演者の中で実際にその当時出演してたの3~4名くらいで、エリザベートも白羽さんじゃなかったし、他のバージョンと比べてあの当時を再現した!というわけではなかったので「あの当時の雪組がよみがえった」みたいな感動は少なかったのですが、水さんのあの妖艶な蛇のようなトート閣下や、純真でまっすぐなのに人の思いにニブチンな彩吹さんフランツ、くるくると表情を変え、いろんな役で登場した大月さん。あの当時の雪組がいて、あの当時の雪組を映像でしか観たことないのにも関わらず、感動してウルウルしてしまいました。
まさかのこういう時に限ってオペラグラスを忘れたので表情を見ることができなくて本当に悔しい。
Run for your wife
主役2人を全く存じ上げていなくて、実際に現場行ったら関西ジャニーズジュニアの子でした。
私は勉強不足で知らなかったのですが、有名戯曲な作品で何度も上演されていたとのこと。
コメディって難しいなあ、と改めて感じた作品。演者、脚本、演出、どこかがハマらないと手放しに笑えないことを改めて痛感しました。
上演前の前説で「この作品は昔に作られているため現代の考えにそぐわない箇所があります。」とおっしゃっていたけど、そのコメントって色々な場所で見るようになってきたけれど、私はあってほしいな。と思う。(このセリフを俳優や演出家は何も思わずにきたのか?)と疑念を持たずに観れるからです。
人種・性別の差別、LGBTQなど、昔と今で考え方に違いがあってそれは仕方ないと思います。そこを「昔はそういう考えあったけど間違ってたね。」と時代性を認め、考えを否定してあげることでその作品は「誰かを差別している作品」ではなく「その時代の考え方(正しいとは言ってない)」に微妙に伝え方が変わるのかなあと思います。
主役2人がとても頑張っている姿に無性に心が震えてしまった。とても必死な感じでとても「面白い!」と思えないんだけどこの作品に賭けているという思いがとても伝わってきて・・・がんばれ!と思った。
主役のお二人に幸あれ。
ミュージカル刀剣乱舞 にっかり青江単騎出陣
私は、にっかり青江が好きだ。あの、柳のようにしなやかで実態のつかめない雰囲気、なのにその実内に秘めた闘争心に毎度のこと惚れ惚れします。
しかし、ゲームの構成上、刀剣乱舞が想定する「にっかり青江」像があまりつかめないまま来てしまっていました。刀ミュのにっかり青江は過去作の「三百年の子守唄」でも比較的そのキャラの考えをこちら側に提示するようなシーンやセリフがなく、他のキャラや登場人物のことばかり。
純粋に「にっかり青江って、どんなこと考えているんだろう。」と疑問でした。
実際観たとき(まだ来年まで公演が続くので多くは言えませんが)「にっかり青江の本心」があそこに詰まっていたような気がします。喜怒哀楽、葛藤、苦しみ...荒木宏文さんの身体を使ってにっかり青江が憑依している感覚がありました。
実はまだ、実際に生で見たことがありません。映像のみでここまで来てしまいました。
来年は観れたらいいな。
スリルミー
田代万里生さん私×新納慎也さん彼 回
※なぜか私は田代さん出演作品を年に数回観る傾向があります。
めっちゃド偏見なんですけど、スリルミー摂取した人、観劇後数日スリルミーで頭いっぱいになっている方多くて(そんな中毒性あるん...?)と気になっていたところ、ご縁がありチケットを知人から譲っていただき観劇した作品。
同性カップルの私と彼。はじめは彼が「自尊心」を保つための犯罪行為を私がしぶしぶ付き合っているのだと思っていたら、彼を狂ったように偏愛していたのは私の方だった、という話。
韓国のミュージカルは男性同士のクソデカ感情(ブロマンス)をドラマチックに描くのが上手いよな...
ほの暗い空間、ピアノだけで進行する音楽。2人の俳優の演技と歌で「私」と「彼」の心情を表し、あの狂愛を表現する作品。シンプルなんだけど2人のパワーがほんとにダイレクトに伝わってきてよかった。うーん、うまく言葉にできない。
「俳優が違うだけで私と彼との関係性が違うように見えてくる」と聞いたことがあるのでぜひ、次があるのであれば違う俳優の組み合わせで見てみたい。
5回観劇3回払い戻ししました。
一言でいえば「三浦くん、めっちゃ成長した・・・」です。
マリウスとしてたくさん向き合い「三浦宏規が考えるマリウス」が伝わってきてよかった。2019年と比べて他の役者に負けない歌声があってよかった・・・上手くなってる・・・
今回はジャベールに感情移入した年です。ジャベールはジャンバルジャンと同じく使命感の元動いていただけであり、決して悪役ではなく、ただ「ジャンバルジャンにとって都合が悪いだけの人物」なのだと思いました。
脱獄囚なんだもん、そりゃ捕まえないといけないよなあ。
次回公演はまだ決まっていなくてもどかしいですが、次回は推しが出演しようがしよまいが自分がみたい回を選んでみていきたいなと思います。
月組公演 桜嵐記 Dream Chaser
友人に誘われ、観に行かせていただきました。
トップの退団公演って、少し前は「駄作~微妙作品当たりがち」みたいな傾向あったけど、ほんとに脚本が最高によかった。
珠城さんの堅実な性格を上手く役に投影できる役どころで、品があって宝塚らしさもあり珠城さんらしい作品だったなあと思いました。
桜嵐記、 キャストの性格や雰囲気に合った配役が出来るのがオリジナル作品、宝塚ならではだなあ。
逆にDreamchaser、 あんまり刺さらなかったのが残念。私の耳に残る曲や演出があまりなくてサヨナラ感がなかったのが残念だったなあ。
ダンサー得意なコンビらしく ダンス多めで進んだので ダンス好きな人はいいのかも。
sixtonesのジェシーさん主役作品。ジャニオタな妹に誕生日のプレゼントをしてもらいました。まさかの実質1列目でびっくりしました。
今までジャニーズジュニアしかご縁がありませんでしたがはじめてデビューした方の出演作品を観ました。めっちゃオーラすごい デビューする人の格の違いを見せつけられた、というか舞台慣れ、自分の見せ方を分かっているなあと思いました。
舞台としても「駄作(つまんない作品)舞台の劇場に政治家を殺人した犯人が観劇している」という今までにない設定、カメラで客席を映し客までを「駄作作品を観に来ている客」として見立てることで本当に客席に犯人がいるのでは・・・?というリアリティを持たせていてとても面白かったです。
他の出演者さんも実力派ばかりで途中に実際に駄作劇がありますが「脚本はつまらんが役者が頑張ってる」という駄作あるあるが構築されててオモロでした笑
Smoke
配信映像で見たもの。配信...ほんとに集中力そがれて話が入ってこないの何とかしたい。
実際に生で観てみたかったなあと思った作品。
実際にスモークが立ち込めていて、檻の中で3人の役者が演じていて。一人の男と2人の人物の心理描写がセットに込められていて実際に見たらもっと面白いのだろうなあと思いました。
個人的に内海さんをアナスタシアで認識していていいなと思っていたのであの内海さんの高音、やっぱり好きだわー...
韓国のミュージカルですが、何度も言うけど少し精神病んでる人物の心理を描いた作品作るの上手いよなあ。
ミュージカルジェイミー
私は、保坂知寿さんの歌声に惚れて舞台が好きになりました。
ジェイミーに出演されるということで絶対に見てやる!!という気持ちでチケットとりました。
こういう、「なりたい私になる」系の作品ってなりたい私になって終了だけど、「なりたい私」と「あるべき私」ってのは異なるよねってのを提示する作品てのはあまりなくてジェイミーの心理変化がドラマチックに描かれててよかったー
父親がジェイミーの家族のことを見放して終わりなのがリアルなんだよな。現実感あって。
保坂さんもソロ曲ありましたが私が大好きな保坂さんの歌声が変わらず存在していて本当に見に来てよかったなあと思いました。
宝塚で応援していたジェンヌさんが入団されたので観に行きました。
ほんとにいるのか半信半疑でしたが経歴とか、キャスボ見たりしてじわじわと実感しました。
退団公演が東京公演のみだったので(東京公演の集合日で退団発表だった)やっと私の中の大千秋楽を迎えられた感覚があります。
今後の女優人生に幸あれ。
アラジンはアニメ映画版がほんとに好きだったので大好きなアラジンが実際に存在してる感動がすごかったです。イリュージョンがほんとに仕組みが分からない。また見たいな
五番目のサリー
多重人格を持つ女性が新たな人生を歩むために治療を行うはなし。
みんな実力派だから耳も幸せ。それぞれの人格がサリーに寄り添い、愛しているけれどサリーに戻っていくことによるある一種の「死」におびえる葛藤。痛いほど伝わってきてよかった。
「アルジャーノンに花束を」もそうだけど、精神疾患の患者をリアリティありつつドラマチックに描いている作品はいいなあ。
ミュージカルグリース
2回観劇
若手のキャスト、実力派そろえてきてめちゃ良いーーー
推しのダンスをやっとみれてよかった。
1950年だと分かってはいても、「男性は歩み寄らず、女性が自分を殺して男性に歩み寄る」作品は苦手だなと思った。
ダニーも頑張って努力しろよ。何かしら結果残してよ・・・と思ってしまったし、グリースを「若手俳優を集めた」企画に当ててくるのがちょっとしんどかった。新しい作品ではなく、古い思想を当ててくるのか。と。
まあ、作品力で人を呼ぼうみたいな考えで当ててきたんだろうけど。ちょっとしんどかったなあ。
友人に誘われ観た作品。吉田羊さん主役の登場人物全員女性の作品。
女性だけだから男性だけだと強くなりすぎてしまう登場人物が女性だからマイルドになっていて「権力争い」よりも「登場人物の心理」がより明確になっていてよかった。
ジュリアスシーザー、きっといいリーダーになったはずなんだけど周りの人物が悪すぎた。ブルータスはリーダーじゃなく補佐官としてはきっといい働きをしたはずなんだ・・・
周りの人物の思想によって翻弄されてしまった2人に同情してしまったなあ。
また機会があれば、他のバージョンのジュリアスシーザー、観てみたいな。
ストーリーオブマイライフ
2019年に1度観た作品。田代さん、平方さん回
2年前はあまり覚えていなくて再度見て「ああ、こんな作品だったなあ」と再実感した。
2人は共依存とはいかないものの、ないものねだりをしていたんだなあと思った。
トーマスはアルヴィンの無邪気さ、純粋さに。
アルヴィンは何にも縛られない自由さに、お互いないものを追い求め無意識にうらやましがり距離ができてしまったのかな。
最後の「そこにアルヴィンがなぜ亡くなったかを知るためのストーリーはないよ」というセリフが2年前も今もほんとに心に残ってる。
一緒にいられなかった時の記憶はその人にしか持ちえないんだ。
あれほど無邪気なアルヴィンが一人で死ぬ結末が寂しくて心に刺さる。
舞台は15作品みたのかな。
どれも思い出深くてほんとにいいものを沢山観れました。
来年はどんな作品に出会えるのかな?楽しみです。