つけの つぶやき

舞台の話を気ままに。

優美せりなさんへ。

私に初めて出来た現役さんの贔屓。

 

OGの贔屓ばかり追っかけていた私が初めて宝塚でオペラグラスでずっと特定の人を追っかけていたひと。

 

残念ながら私はファントムでしか優美さんファンとして活動することは出来ませんでした。

 

...やっぱり「出来ませんでした。」

なんて 言いたくないけど。

 

前回、全日程休演と発表されたとき

「あ、もうダメかもしれないな」

と一瞬過ぎったのは事実です。

というか、ファントムを見ていても

「ああ、多分もうすぐ辞めるだろうな」

と思った。

まさか、東京楽で辞められるとは思わなかったけど。

 

正直言えば、歌が微妙な娘役ジェンヌさんが抜擢され続けている雪組で新公主演を張って欲しかった。

たくさんの歌唱パートを振り分けられて欲しかった。

沢山沢山、優美さんとの思い出を作りたかった。

 

全て過去形なのがやっぱり辛いです。

 

これからは、きっと前回の大劇場の全休演理由である事と向き合われていくのでしょう。

 

短い間でしたが、私は優美せりなさんのファンが出来て幸せでした。

 

2/10のその日まで、

私はずっと応援し続けています。

 

 

セニョールクルゼイロのモヤモヤ。

モヤモヤが取れないので ここでうおーって殴り書きして終わりたいと思います。

 

セニョールクルゼイロ 見ました

 

今の時点で見たのは1幕だけですが 感想は一言。

 

当て書きはやっぱり最高!

 

水美舞斗さんのダンス力を最大限に活かし、歌唱部分は ほかのジェンヌさんにもスポットを与える。 そして バウ公演だからこそリアリティの増す 「夢を目指す若者」の話がスコーンと胸に刺さって、最高としか言い様がありませんでした。

 

 

けど、1場面のたった数行のセリフがあまり好きではなかったのです。

 

クルゼイロ「彼は 男好きだと聞いたぞ」

 

記者(娘役さんたち)「えー!!ショック! ありえない!」(ニュアンス)

 

私「えっ!!!? この下りいる!!!?!?」

 

ごめんなさい、私この下りでキレそうになりました。

んんん? クルゼイロが仮に男性が好きだったとしても 何も問題なくない???なにか問題でもあるの???

最後の 老人がクルゼイロだとわかる所のシーンなのに

何故に 男性を性的対象としているという話をチョイスするのかが よくわからなかったのですが、個人の自由であるセクシュアルはスキャンダルにさえならない問題じゃない? 

クルゼイロは 実は女だった!?→ んなわけねーだろ!

みたいなのじゃあダメなんですかね?

水美さんの本名での性別が女性であることを掛けてもいるのですが...弱い?

 

記者の人の性的対象が「男性」だから ありえない!失望! ってなっても 「確かにあなたクルゼイロガチ恋だったものね...」と納得できるのですが、

男性好きだと言うことを「ありえない」 と突っぱねてしまうのは もしもクルゼイロが本当にそうだとしたらどうするの!?

と 変な心配をしてしまったし、 もし私のセクシュアルを舞台上で「ありえない」と言われてしまったら 多分しんどいなあって思います。

(当事者になったことがないので 想像で申し訳ないのですが。)

 

過敏になりすぎるのも 良くないとは分かっています...

けどスルー出来ない女なので 変なところで引っかかってしまいましたが そんなこと言ってたら 舞台つまんないですよね...うーむ。

来年の目標は スルースキルをつける にすることにします。

 

あと、2幕をめちゃくちゃ楽しみにしながら 12月、楽しもうと思います。

 

以上、花組全ツから水美さんのうっすら蘭寿さんみのあるダンス力に惚れた女でした。

トップは3拍子出来ないとだめ?

 

ぶわーっとぶちまけるので短め乱文で行きます。

柚香光さん主演、

「メランコリックジゴロ」「エキサイター!!」

見に行きました。

 

とても良かった。

 

細かい感想はまた 綴るかもしれません

 

柚香光さんは2番手として活躍されていますが、懸念材料として 歌唱力がよく取り上げられていますが

別に良くない???

という気持ちになりました。

 

もうちょっと発声の精度とかを磨けば...とかはもちろん思いますが、

宝塚を 歌劇団 にしたいなら 柚香さんに歌わせる事を無理にする必要はないのでは?と思いました。

今回、柚香さんよりも 沢山のジェンヌさんの歌声を聴きました。

花組さん、全然分からないんですが こんな歌上手い人が居るのだ と再認識して、

だったら トップになっても 歌うまジェンヌに沢山機会与えようよ!?

と凄く思いました。

(柚香さんトップになる前提で話しててすみません)

 

私は水夏希さん時代の雪組が大好きなのですが

それは何故かっていうと

適材適所

だからです。 ダンサーの水さんはダンスの場面が多くて、歌うまな 未来さん、彩吹さん、音月さん、その他の歌うま下級生には しっかりとソロが複数あるように演出されている。

 

昔の宝塚のファンだよ!という方のツイートとかを時々拝見させて頂くのですが

「昔の宝塚は 歌に自信がある人は沢山歌の場面がある。 ダンスに自信がある人も沢山ダンスの機会がある」

といった内容のものをよく見ました。

それでいいと思います。

 

だから 本当... トップさんの得意なものにぴったりと合った作品を創り出すのが1番重要なのでは?と。

だって宝塚、当て書きの世界じゃん。

柚香さん、あれだけスターオーラ強いんだし、ソロモンの指輪みたいに 象徴として君臨したって苦しくないよ。絶対。(流石に1時間は無理。場面場面に盛り込む的なね。)

 

トップさんのガリガリぶりを見ても思うのですが

宝塚、トップに全てを負わせすぎです。

全部の組のトップは3拍子揃わないとダメ なんてつまらなすぎます。

なにかに特化した人も居るべきなんじゃないかなと。

勿論、そうするならば 周りのトップが苦手なものを得意な人がガンガン前に出る事で

いい塩梅になるのではないかなー。

 

今回の花組全ツ、賛否両論有るみたいですが

なかなか私的には 新公やバウみたいなソワソワ感があって 楽しかったです。

DVDだと 布教しやすかったんですか ブルーレイということで 家で大人しく観たいです。

 

(あれ、前回が最後とか言ってなかった?)

美弥さんフランツが自分的革命だった話。

2018年11/18、貴方はどこにいましたか?

私は 映画館に居ました。

 

私は常々「イチオシな水さん時代の雪組でもエリザベートは見ない」と宣言しているくらい あまりエリザベートにハマることなく来てしまった為、

正直 月組エリザベートをやると知った時も

え?何故今?オリジナル2本やればいいやん

と観劇する時までずっと思っていました。

 

嫌い/苦手な理由は 簡単。

フランツの性格がめちゃくちゃ嫌いだから。

...'07エリザしか見ていないのですが

「フランツ無理だわー不快すぎる」という感情が芽生えてから 凄くエリザベート自体に不快感を持ってしまったんですよね。

しかし

美弥さんフランツを見てからガラッとその印象が変わり フラットな気持ちで客観視しつつエリザベートを見ることが出来たなあと思うことが出来ました。寧ろ フランツ贔屓になったというか。

 

という事で 自分の気持ちを整理する為に彩吹フランツでの印象と美弥フランツでの印象を比較していきたいと思います。

※もちろんどちらの演技も最高of最高でオススメなので 貶しているような文があっても私の語彙力不足ですので悪しからず。

 

彩吹フランツ(宝塚)の印象

一言でいうなら

ゾフィーの考えに洗脳されてるフランツ」

 

全ての行動に対して''国のために''という考えがあると感じました。

見合いの時の表情も無表情に近く

「国の繁栄の為 妻を得なくてはならない」という義務感(脅迫観念)があるから 思考停止して参加している。

だからこそシシィを見つけた瞬間のぱあっと緩む表情が対比となり 「一目惚れ」と伝わってくるのでしょうが。

でも その印象が私の中で上手く整理できない場面もあります。

お見合い後の「夜のボート」のシーン。

「国王として」エリザベートに王妃になるという心構えを説いているように聴こえて、

「何で貴方(フランツ)が一目惚れしてシシィと結婚しようとしてるのに 偉そうに国王ヅラするんだろう?」と思ってしまった。

なんというか 上から目線?というか。(なんでママの尻に敷かれてる息子が偉そうに...)と。

だから、「国難だからシシィ助けて」とドアの前で頼むシーンも

国の繁栄のため王妃を利用して危機を救いたい」という印象があります。

そりゃー シシィも「最終通告です!」なんて言うよなあ。と同情してしまう。

フランツの態度がシシィの「自由になりたい欲」の一因になっているんだろうなあーと納得できます。

普通のカップルでも相手に「けどさ、「愛している」って言っても口先だけじゃん?」と言われそうなフランツでした。

 

2007年雪組エリザは 「最後の証言」の迫力がすごいのでぜひ見てほしい。

水トートVS彩吹フランツの2人の王の対決がバチバチでゾクゾクする。

 

美弥フランツの印象

一言で言うなら

「自分自身の考えを持ちつつゾフィーに屈してしまう王子」

 

しっかり自分の確固たる意思があるんだけど母親で実質的な権力者のゾフィーに刃向かえない。だから 影で「マザコン」と言われてしまうのだけど 別に自分はマザコンと思うくらい母を好きではないのでは?と。 シシィとシシィ母と同じくらいの距離感だと思う。

(シシィと同じくらい「お母さん、○○やれなんて言うけど僕は嫌だ!」と思ってそう)

 

自分の意志を持ってるから 姉ではなくシシィを選ぶという「''普通''を覆すフランツ」像が矛盾なく伝わってくるし、一目惚れして選んだというのも見合い後の 「夜のボート」の義務を伝える歌で上から目線というより 国を治める夫婦としてお互い頑張っていこうと話しているように感じた。

また、財政難を歌うところでも「政治的にシシィの力を使いたい」というより「愛しているから夫婦として支えてもらいたい」とスッと伝わってくる。

娼婦と過ちを犯してしまうけどそれは本当に過ちなだけで 根本的には気持ちがないのでは?と危うくフランツの肩持ちそうになりました。

とにかく、1幕2幕共にシシィを本当に愛しているのだなあと伝わってくるフランツ。

 

しかし、フランツがシシィを愛していると伝わってくるからこそ

凄くシシィが我儘な女性に見えるんですよね。

「こんなに愛してもらっててこれ以上何を旦那に求めるの?」

「それは貴女のワガママでは?」

夫の不満を愚痴る奥さんに周囲が言うような。

圧倒的に話し合いが出来ていないのがフランツとシシィのすれ違いの原因なのに

それは舞台で語られていないところで出来ているのは?と思ってしまうくらい、美弥フランツが凄く愛情を持って接している感じがして ただ単にシシィが自由(という名の我儘)でいたいから 振り回されてるように見えて、

本当の「すれ違いの原因」がボヤけてしまう。

 

じゃあ どっちがいいかと言われれば...

うーん

どちらも好きなジェンヌさんなので

         ...両方!!!

というのは冗談で、どちらが良いか判断できないレベルでフランツ研究が出来ていないため もう少し研究したいです。

過去のジェンヌさんのフランツ、もう少し見てみたいですね。

 

もうすぐ2018年終わるとか早すぎ...

今年はこの記事でブログ納めとしたいと思います。

 2019年も ご縁がありましたらよろしくお願いします。

ファン活動/贔屓の結婚

あと1ヶ月半で2018年が終わるんですって。

怖っ

12月は今までと違う意味でバタつくのと色々考えてた事があるので ここで吐き出します。

 

舞台総まとめは12/29以降で。

 

ファン活動ってしんどいね

4月になって更にお金が使えるようになったので 今まで以上に行動力が上がりました。

その分めっっっちゃ体力消耗した。

すぐに体調崩すようになりました。

大概贔屓の舞台マチソワWしたとか 連続で遠征した後とか。

出待ちするようになってからはまー本当違う意味でも疲れて。気力も消耗しました。

11月の今も 体調ド底辺で風邪ひいてしんどいんですけど 来週エリザライビュ (楽しみ)

再来週ファントム (推しに会いたい)

と、まあ 11月は特別忙しいんですぐ治したいですね。 頼むよ。抗体達。12月は恐怖の実習ですよ。頼むよ、身体達。

 

あと、こうやって沢山贔屓追っかけるうちに「ファン活動って私に合わないなー」と思うようになりました。 裏の顔を知ると途端に冷めるタイプだと気づいてから何となく思ったのは半プライベートな顔を知りたくないのだな。と。

ファンサするくらいなら 真摯に役に向き合ってほしいし*1、共演者ではない誰か特定の人と話してるのを見るのはいくら贔屓でもつまらんと思ってて。「これってしんどくないですか?」ってことを人に話しても共感薄かったので

(あ、これは私がファン活動する事に合ってなかったのだな。)と。

それを決定づけたのは

10月に入って 急に謎の「今の贔屓の姿がすごい嫌いになる症候群」を発症して 一時期声を聞くのも考えるのも嫌になった時期があった事です。多分私生活がまた忙しくなったのと贔屓ロスが重なって 心がしんどくなったんだと思う。

特にウッ無理だ!と思ったのが 半プライベートなブログ等での姿で。

舞台や過去の映像見た時は素直にカッコイイとか可愛いと思えたのですが 今の姿は本当嫌で仕方なかったんですよね。 本当は美しくて可愛くて素敵な方なんですが。

今の自分の立場やこれからを考えると更に心が疲弊していくのが見えるので

2019年以降は何かない限りは 舞台観る以上の事は控えるつもりです。 推しコンビが共演とかしたりとか誕生日とかなら話は別ですが。

 

これで心が離れるならもう仕方ないと思うし ファン降りて誰か特定の人単推しとかは絶対無理なので そうなったらファン活動控えて徐々に違う趣味に集中してもいいかなとか思ったり。

 

贔屓の結婚報道しんどい

...贔屓、誰も結婚してないですけどね。

私の贔屓は女性なので 凄く色々な場面で結婚話が出てきます。 そりゃーまあそうなんですよね贔屓の周辺が 「ご報告」とブログでご報告する世代ですし。

前述した通り、贔屓のプライベートな事に全く興味がないというか 知りたくないので凄く熱愛報道とかは要らない情報です。

舞台上で輝く贔屓が1番カッコイイし可愛いし、素敵だし光り輝いてるし目立ってる。

きっと私は 「幻想の中にいる贔屓」が好きなんだと思います。

プライベートは 「現世にいる贔屓」だからこそ知りたくない。興味無い。

 

あと、私は 一人の女性として自立している人だからこそ好きなのかなーって。

俳優業ってある意味平等だから 男性でも女性でもキャリアを積む事に男女差別ないと思うので(内部状況知らないけど) 贔屓がどんどん色んなキャリアを積んでいく姿をカッコイイ!/憧れ!と思って追っかけてるから

結婚という 古来から女性の義務の様に言われている行為が来ると凄くそのギャップに苛まれるのかなーと。

あと、

結婚=誰かのお嫁さん という状況が凄く寂しいのだと思う。

自分勝手な思想だとは思っているけど 旦那さんと私たちファンは同じ「好き」という感情を持っているのに 壁があるように思えるんですよね。その壁が出来てしまった事を知りたくないんだと思います。

 

もちろん、結婚することに反対ではない。結婚する事で幸せになられるなら全力で幸せになって欲しいのて結婚してほしいし、プライベートをファンの事を考えて決めて欲しくないので もし「ファンが悲しむから結婚しません」なーんて言われてしまったら 「じゃあファン辞めるからその方と結婚してね。」と言うと思うし。

...うーん 我ながらにして矛盾した事を言っているけども 多分世論の

「結婚おめでとう!やっと幸せ掴んだね!」的なコメントに疑問を持ってるからこんなよく分からない事言ってるのかなって笑

 

ごちゃごちゃ言ってますが

結局私は贔屓を通して

「結婚出産をしなくても 女性としての人生を謳歌している人物」に憧れを抱いているから

結婚した事で その憧れをどこに向ければいいのか分からなくなってしまって 動揺するんでしょうね。

 

※贔屓の結婚に対して前向きな方をdisとかするつもりもなく、 自分のこの気持ちを変えることも出来ないので 「こういう気持ちもあるのだなー」と思って下さい。

結婚している方って本当すごいと思いますし、私は自分の事だけで精一杯なタイプなので相手や子供のことを考えて行動が出来ないので結婚されてる方を凄く尊敬しています。

 

重々しい文章ではありましたが ここまで見てくださってありがとうございます。

それではまた。

*1:決して今の贔屓が誰も真摯に向き合ってない訳では無い

緒月遠麻さんの事をつらつら語る。

私に初めて出来た贔屓。その愛は変わらず今も続いているわけですが、正直 直接関わるわけでもない、芸能人を好きになるという事がなかった私何故こんなに好きになのか?

魅力を今の緒月さん大好き期間に全て語っておきたい。

需要?

ない

...さあ、参りましょう。

 

ビジュアル

86期という美人が多い期に見劣らない程の美人。タカラジェンヌって洗練されていくので研数を重ねれば否応なしに更に美しくなるので、タカラジェンヌではないその人を知るには、研1の宝塚おとめ見ると良いという持論があるんですが

2000年の宝塚おとめをぜひ見てください。

絶世の美人と言うのは言い過ぎかもしれませんが ハッキリとした目元に、研1ならではなちょっぴり丸い輪郭(ジェンヌ比)、ほんの少しの女性らしさが相まってハッとするくらい美しい緒月さんが見られます。

受験ラストイヤー合格組ならではだと思うのですが、初舞台生にも関わらず既に洗練されつつあるお顔立ちだなあ。という印象があります。

 

そして、研数を重ねていくにつれ、良い意味で緒月さんの実年齢の4~5歳上のような骨太で、深みがあるのに透明感もある 色にするなら 琥珀色のような男役になっているなぁ。と思いました。

キラキラというよりガツンと強さがある感じ。

ジャニーズに例えるなら TOKIOみたいな。

(なんでジャニーズに例えた?)

 

退団して現在は、その強さが見え隠れしながらも 今までの骨太さがすこーし薄まり、薄まったところにフェミニンさが入った事で ある意味 年相応な女性になったんではないかなーと思います。

年齢をサバ読みできる美魔女さではなく、 自分の年齢と寄り添ってる。みたいな?

(正直、緒月さんの美しさの根源がわかると思い参加した 樹里咲穂さんとの2ショットトークイベント、「ビューティートークショー」で緒月さんが初回ゲストだったにも関わらず、 結局 爆笑トークイベントに成り代わってて美の秘訣がよくわからなかったので曖昧ですって言い訳しときますね☆)

 

性格

これは タカラジェンヌの時でも今でも変わらない。

天然人たらし

どなただったか、確か同期の方が「音楽学校時代、きたろうの周りにはいつも同期がいた。」というお話をされているのを知ってあーやっぱりなーと思ったことがあります。

雰囲気から滲み出る包容力は勿論、カラッとした良い意味のサバサバした性格。世間では他人をバッサリと言い捨てる人がサバサバしてると考えて行動してる人もいるけど ここで言うサバサバって

どんな人でも平等に接してお気に入りなしの関係を築いてくれる

という意味。

人間だから  〇〇さんとばかり一緒にいる って当たり前だし □□さんは苦手だからあまり接しない というのは仕方ない。年上苦手だけど年下ならイケる。とか。

けど 緒月さんの交友関係を見ると 幅広すぎてびっくりするんですよね...

専科さんから下級生まで。退団後は石原軍団からアイドル、更には実咲凜音ちゃんの姪っ子まで。「絶対10歳以上違うじゃん!?話合うの!?」って思ってしまうほど インスタみると仲良くなる方のバリエーションが豊富で すっごいなあー。と。共演経験からのご挨拶で写真一緒に取られるのは他の方でもありえますが 共演者さんとプライベートで一緒に会ってらっしゃる。絶対仲良くないと無理なやつ。

 

多分、相手の懐に忍び込むのが上手くかつ相手に寄り添える事の両方が上手いんだろうなーと思います。どちらかが得意な方ってのはよくいらっしゃるけど 両方得意ってなかなか居ない。

多分あっけらかんとしてるから 信用できて相手の心を開きやすいんだろうな。と。

 

現役時代の緒月さんのムック本で 演出家が口を揃えて

「きたろうは裏表がない。」といった性格の良さを言及していらっしゃって本当に大大大賛成なのですが 退団後もその性格の良さのイメージはずーっと変わらない。

この包容力、性格の良さがあるから 私は好きなんだろうなーと毎回毎回痛感します。

 

役者

現役時代の役の幅、本当すごい。

子供から原作人気NO.1キャラ、変態おじいちゃんまで なんでもこなす。

そして、演出家が演出したくなる役者だったのでは?と思います。

正直、宝塚って 役者が役に近づく作品よりも 役を役者に近づける作品が多いなかで('18年月組エリザベートとか最たるもので 発表時「今の月組には似合わない」とか言われてた)

緒月さんはどんな役をさせてもそれ通り/それ以上の結果を出してくるからこそ 演出家は演出のしがいがある、緒月さんに、演じさせる役柄を固定せず、色々な性格の役を演じさせたんだろうなあと思います。

そして、宝塚では 超別格ジェンヌという立場により、短い中にも目立つ場面があって そこでバーンと舞台を締めるパワーを発することが出来るからたくさんの人の脳裏に焼き付けられる役者なんだろうなーと思いますね。

 

あ、マニアックな事言えば演技はどんな年でも面白いのですが2008年頃までの緒月さんの発声があまり良くなくて無理やり大声出してる感じですが 研10を超えた辺りから 発声法変えたのか専門家でもないので分かりませんが 綺麗になったので ぜひ演技とともに聞いてほしいですね。

 

贔屓目で申し訳ないんですが宝塚のバウホール公演って1回でも主役やらないと難しいので緒月さんも勿論主演されていませんが

正直、宝塚のピラミッド壊して 小劇場でもいいので主演張ってくれてたら凄く面白かったんじゃないかなあ。と今まで思ってます。 あれほど演出家の想像を掻き立てる人いないでしょ...

 

退団後は、ファンのエゴですが 娼婦とかやって欲しいなーって思います。 ベルワットリングは優しい女性だったから 本当 ゲッスい役見てみたいなあーと。

けれど宝塚を1歩出れば トップ(主演経験)といった肩書きもないのにも関わらずたくさんの舞台に出られていらっしゃるのは本当感謝しかないです。

 

...とまあ、つらつらと書いてきましたが どうでしょう

ファンの惚気はしんどいものがあるでしょう?

ここまで読んで下さった方はこれから 勇者と呼びます。ありがとうございます。

 

最後になりましたが 緒月さんファンや関係者様方、

絶対に「こんなキモブログがありましたよw」と御本人様にお知らせしないでくださいね(滝汗)

 

本当ここまで読んで下さってありがとうございました。

生で宝塚のエリザベートを見た。

今回、月組ファンの方にお声がけ頂いて エリザベートを観ることになった。

http://www.jrtours.co.jp/keyword/jr東海ツアーズ宝塚歌劇/

 このツアー(個人旅行)で行ったのですが JRがある一定の日時の一定の席を仮押さえしているらしく、ギリギリになっても 「〇」(ツアー予約可能)なので、「先行も一般も落ちた!コネもねえ!」という東海3県にお住まいの方 は、是非どうぞ。S席だと 大体24列目、B席だと大体12列目のセンター寄りです。

このツアーのお陰で 「るろ剣」の時 月城さんが真後ろに来て死にました。(すぐ死ぬやつ)

本当、エリザのみならず、ファントムとかも土曜にチケットおさえてある感じ優秀なので 高額販売民に買うより 先に こっちみて!!!

※新幹線はこだま号しか乗れません

もしくは、近鉄でも同じようなツアーあるのでそっちも見てみてはどうでしょうか?

 

さて、本題に入ります。

今回、珠城さん月組エリザベートを観たのですが 実は、水さん時代の雪組で上演された作品の再演を見るの、初めてだったんです。

('16のエリザ、その頃全然やる気なくて 贔屓の舞台ですら全然観てなかったので 普通にスルーしてました。)

なので 感想つらつら言ってきたいと思います。

最近昼夜逆転しすぎて観劇日も3時間睡眠なのでエリザ雰囲気レポになります。

 

 

※筆者、エリザ、見ず嫌いしてたので水さん時代のエリザしか見たことありません。

 

珠城トート

我が地元(少し違う)の星。

私、水トートの喜怒楽(哀は行方不明)溢れる表情豊かなトートしか見たことなかったので、珠城トートのいい意味で表情の薄いトートが凄く新鮮でした。

シシィが死を拒否するけど やっぱり「本当はシシィはトートが好き」と考えているから 気持ちに余裕があって 自分のメンツ保ててるんじゃないかな?って。 (水トートはシシィに拒否される度に悔しそうなので シシィに自分のプライドズタズタにされてる様子が分かります。)

同じく驚いたのは最後の 昇天の場面。 安堵の表情かと思いきや あまり表情が変わらなかったところが黄泉の帝王として「シシィに愛されるのは当たり前」という余裕さが見えてとてもニヤニヤしちゃいました。

 

ただ、珠城トート 高音がかなり恐い。宝塚の後半とか東京で喉潰れそう。 前公演のときも感じたのですが 珠城さん高音が苦手な正統派な男役Voice(?)してるので トートのような高音から低音まで歌いこなす役だと凄く大変だなーと。(初演が歌うまだった分 トートの曲歌いこなすジェンヌって本当大変...)

 

愛希エリザベート

正直な所凄く期待していなかったシシィでした。7年もやってりゃエリザベートもお手の物でしょうし。だから

観劇前、「ある程度高いレベルまで持ってくんでしょwハイハイwちゃぴちゃん凄いねw95期凄いですねw」なんて心の中でほざいてたのを懺悔する。

...うん。やっぱり凄いわ。 あんなに自分の娘役像に合わないものでさえ自分のものにしていく技術凄すぎる。正直、愛希さんってショースターじゃないですか?  静より動だし、歌よりもダンス、美人さんというより可愛い子。

そんな、愛希さんのポテンシャルを少し抑えて新たな「愛希れいか」を生み出したのがエリザベートだったのかもしれないな。と。

もし、ショー付きの作品がサヨナラ公演だとしたら 新たな「愛希れいか」は存在してないのかもな と思った。 愛希さんにあった、愛希さんにふさわしい作品が。エリザのようなみんなが緊張感もってやらなくてはいけない作品ではなく、月組が余裕を持って、作品を楽しむことができて、見送りやすい作品がになっていたんじゃないかなって。

 

おてんば娘だった子供が女性になっていく中ただ「自由」を求め生き続けていく。

そこで王邸のしきたりや夫の裏切り、子供の死にというひたすら自由とは縁遠い出来事に遭遇するなかで だんだん愛希シシィの雰囲気が陽から陰に色濃くなっていくのが分かりました。

そして昇天の時にはまた明るい真っ白なオーラに包まれていて、さすが。と思いました。

ありゃー7年の力だ。

 

と、考えていたら演技とか見れなかったので愛希シシィはほかの方のレポ参考にしてください

こんなにべた褒めしといて何ですが やっぱり愛希シシィも高音大変そうでした。元々男役さんやるぐらいだから 大変だよね...

 

美弥フランツ

私、いくら贔屓が演じていてもフランツだけは苦手でして。 多様性と言われている世の中だからでしょうか? 「慣例だから耐えろ」という考えをもつゾフィーやフランツが苦手です。

彩吹フランツをみてフランツの印象は

「根底にゾフィーが鎮座してる流されやすいおぼっちゃまくん。(裸じゃない方)」

だったのですが、美弥フランツは

ゾフィーの考え方を持つものの しっかりと自分の意思をある程度持ってる(行動出来るとは言ってない)おぼっちゃまくん

だと思いました。

お見合いの場面でも 彩吹フランツ、シシィの存在知る前まで無表情に近く、その表情から

「全然お見合いに興味ないけど ママがやると言うから仕方なく参加する」という印象を持ちました。

しかし、美弥フランツは召使いに微笑みかけていたりと表情が柔らかかったので

「内心は周りの人間(客席)には分からないですが 『このお見合いを円滑に進めよう』」とする意思を感じました。

だから シシィの部屋の前で懇願する場面も 

ゾフィーよりシシィが好きだから助けて♡」という甘えより

「シシィの助けを借りたら立て直せるかもしれない」という 考えを持ったから行動した(勿論、それまでお互い精神面で支えあえていないからすぐ振られる)のだなと解釈できるなーと思いました。

なので 少し彩吹フランツよりフランツが頼もしく思えたし、もしかしたら フランツ、シシィと分かり合えるかもという希望的観測が出来たのが凄く印象的でした。ま、再演ものなので絶対そんな事ないとは分かってはいましたが。

 

やはり、美弥フランツも 高音がヒヤヒヤします。 すっごい恐い。けど低音は良かったです!! あと、前作よりも「星組出身」な声でした。 (星組公演かな?)という歌声が聞こえたら美弥さんでした。

 

エリザベートという壁

10作ものエリザベートがあると やっぱり個人的ベストなバージョンがファン個人個人にあると思います。

私自身、水さん時代の雪組が大好きだから 水さん雪組バージョンが ナンバーワンだし 結局今回の珠城さん月組バージョンよりも好きだと思いました。

というか、 珠城さんが出ていても後ろに水さんが立っているような感じがして 今自分は水さん時代のエリザ見てるのか珠城さん時代のエリザみてるのか 頭ゴチャゴチャになりました。

パレードでも 美弥さんが出てきた時涙出てきたんですが3時間睡眠の弊害なのか 一瞬「彩吹さん出てきた」と勘違いしてしまったからなのでした。 どんだけ頭混乱してるんでしょうね。私の頭(^^)

また、やっぱり好きなバージョンがあると 何かと比べてしまうのだな。と 痛感しました。どれだけ素晴らしいパフォーマンスをしようが 「〇〇さんのやつとは...」と比べられてしまうし

過去のほかの方のレポ見ても 「〇〇さんのやつより□□だったから...」という評価が多かった。

やはり 大作ミュージカルって偉大だし 初演や好きなバージョンを超えるのは凄く難しいのだなと思う。初演って しっかりした宝塚版のお手本が無い分「過去の作品見ました」みたいな新公的な行為が出来ない。 だから 常にその人がパイオニアであり、スペシャリスト。

再演以降は どれだけ新しいことをしても お手本と比べてしまうから「その役には合わない」という評価になってしまうのではないかな?と感じた。 それは仕方ないことであるし それでも最高のものを作り上げていくから 再演が続いていくんでしょうが...

だからこそ、 

「珠城さん時代月組が 初演ならば どの人たちももっと広い視野で楽しめたのではないかな?」という気持ちになりました。

トート、シシィ、フランツ像がより柔軟に見れたのではないかな? という気持ちにしかならなかった。 私はもうカチコチに凝り固まってるので...

 

ま、ダラダラ言ってきましたが 全く悪くなく凄く楽しめたので 観劇予定の方はぜひ楽しんでください!!!!