つけの つぶやき

舞台の話を気ままに。

つけのつぶやき

「舞台界隈って、まだまだメジャーではないんだなー」と思った話。

 

まどろっこしい伏字を抜きにして書き記すつもりなので単刀直入に言います。

「anan 重版」と「ネットニュース」の話です。

嫌な予感したら、見るの控えて下さい。

 

6/26に発売された、anan、買いました?

私は買いました。朝イチに買いました。

 

我が贔屓舞台俳優のインタビューと写真が載ってたのですがすごくかっこよかったです。前半は黒、後半は白の背景で雰囲気が全く違う贔屓をみて、ギャップ萌えってああいこと言うんだなって改めて実感しました。

宝塚の特集で確信したのですが、ananって芸能の特集組む時、その人にあったスタイリングをそのジャンルの雰囲気を壊さずに手がけてくれる。だから私、ananに対して超超信頼していて、普段あまり贔屓が出ていようが雑誌は買わないのですが、ananだけは特別。anan信者でもある私。

なので、今回の重版は喜ばしいな?と。そりゃあんな最高な記事を作ってくれたananさん天才ですもん。

なので ananに腹が立つとかはない。

 

ネットニュース

 

記事をみて首を傾げました。

「あれ?贔屓の名前が載ってないぞ?」と。何度も見直せど出てこない贔屓の名前。

その時、察しました。

「あ、外部に贔屓は話題性がない人だと思われてるんだな」と。

今回、贔屓が取り上げられていた理由は紅白にも出た某舞台シリーズの番外編的存在であるコンサートに出演するからなんですが、その舞台作品の役の中でもとびきり人気なのが贔屓の役。*1

また贔屓自体もとても人気がある俳優さんで固定ファンも多く、ほんと影響力が高い。*2だからこそ、ネットニュースに贔屓の名前が載っていないことに驚きと戸惑いが拭えなかった。

けれど、冷静になって考えてみれば、贔屓、良い意味でも悪い意味でも舞台界隈で話題になってる人なので忘れてたけど、所詮、贔屓が活躍する界隈はまだまだサブカルであり、外部にはそのジャンルの盛り上がりがイマイチ伝わっていないのだと改めて実感しました。

正直、ファンではない私でも、表紙やネットニュースに載っていた「Snow man」さんのお名前はお聞きしたことはあったし、ジャニーズJr.が盛り上がっていると知っていた。これがネットニュースに載るか否かの差なのだろうなって。

今回の重版は、色んな界隈の推されてる人達の特集だったのもあったかもしれない。表紙だけの力ではないかもしれない。

けど今回ネットニュースに載ったのはSnow manだった。それは

まだまだ、私の住むジャンル、舞台界隈ってサブカルであり、メジャーではないということ

今回の件で本当に肌で実感しました。

改めて、今の日本はなんやかんや「テレビ」がまだまだ強くて、テレビに出てない芸能人はどれだけそのジャンルでトップを走っていても認知度は低いと見なされるのだなって。

それは、半分仕方の無いことではあるし、今のテレビの力が弱り続ける中でこの状態が一生続くのかと言われたら分からないけど、結局数年後、数十年後はインターネット時代になっていて舞台界隈の一般的な認知度の低さは変わらないのかもなと思ったり。だからこれからもそれは舞台界隈の課題として残り続けるんだろうなって思った。

まあ、確かに自分の贔屓の事だから読むけどニュースって興味ないこと見ないし。ネットニュースもボランティアじゃないからプレビュー数稼いだもん勝ちなんだから そりゃあ需要があるところ狙ってくるよね。ネットニュースの採用基準とさ事情は知らないですが もし「わざと」贔屓の名前を出さなかったのだったらそういう事なんだろうなーとは思う。

いや、これは煽りだけど、芸能ニュースだから記者の方、贔屓が主な仕事とする界隈で贔屓がめちゃくちゃ人気あることぐらい把握してますよね?それを知ってて今回名前出さなかったんだよね? ...まあ、不信感だらけではあるけどこんな事でカッカしてるのも無粋なので 今回はここまで。

*1:私は別の役が好き

*2:この前、「こんにちは」だけのツイートで3000RT/いいねきててびっくりした。

上半期見てよかった舞台

どうも、2019年が半分終わろうとしている事実に震えが止まらない今日この頃、皆様どうお過ごしでしょうか?

上半期を振り返ってみて、自分的に質の良い舞台、肌に合った舞台ばかりに出会い、「この気持ちを誰かにぶつけたい」という一心でただひたすらに文章を書き連ねております。やるべき事は他にあるのにです。早くWordを開いてやるべき事をやれと私の尻を叩いてください。

さ、こんな私の気持ち押しつけたい舞台5選、ランキング形式でご覧下さい。

 

5位

レ・ミゼラブル

まさかまさか、2019年上半期に自分がレミゼデビューするとは。

好きになった俳優さんがレミゼに出演することになり、「絶対エリザベートに出るべき」

と周りに愚痴りながら(友だちに、「俳優アンチなの?」とも言われつつ)も見た作品

私が語らずとも 本当に名作だな。と。

そりゃ30年以上続いているわ。

舞台テンポは自分が思ってる1000倍早くて、追いかけるのに精一杯でしたし、ひと場面ひと場面が有名すぎて、見る前から知りすぎていて「名場面集」みたいな見方しか出来なかったのはド名作ならではな弊害だなって。

(あと、マリウスとエポニーヌの別れのシーン、以前、テレビで山崎育三郎さん×新妻聖子さんが再現していたのが 自分的No.1すぎて 贔屓がそのシーンにら出ていたのにも関わらず、全く響かなかったのは 舞台オタクとしてやらかしたなと反省)(あんまりしていない)

 

4位

ミュージカル刀剣乱舞~三百年の子守唄~

大学の友人Aに連れられて、大千秋楽行ってきました。

正直生で見た時は、まー、TOKYO DOME CITY HALLの冷房(3月なのに)がガンガンすぎて、「これ、空調を出演者に合わせてんの?」と思ったくらい 外よりも寒い環境(体感)で見てたので 当時の記憶はまっったくないんですけど、動画配信で改めてみたら

「刀ミュって、宝塚みたいな設定とか結末とかトンチキだけどじわじわくる面白さあるよなー」と。

「徳川家全滅したけど、刀剣男士が代わりに徳川四天王になって生き残った徳川家康を天下人にしよう」

って設定、改めて見ると 無理矢理すぎるな...

(全滅したのに存在してるって歴史ごちゃごちゃになってない...?)(そこがトンチキ)

途中で話の内容が家康じゃなくて息子メインになるけど(そこもトンチキ)

家康よりも刀剣男士が全能民すぎて、家康がただの息子に厳しい、刀剣男士のスネかじりおじさんで困惑するけど(やっぱりトンチキ)

人を選ぶけどハマる人はどん詰まりにハマる。そんな面白さがあるなーと改めて思ったミュージカル刀剣乱舞シリーズ。沢山のシリーズがあってどれも設定無理矢理すぎwと思うところはあれど、特に「みほとせ」虚無舞台に挙げられがち。トンチキ大好き。トンチキ宝塚作品好きな人は結構ハマるかもしれません。

新作も徳川家康話らしいので超楽しみ。

因みに私の推しは にっかり青江です。

ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年の子守唄~(2019)公開ゲネプロ|エンタステージ - YouTube

 

3位

ファントム

我が贔屓、優美せりなさん退団公演、退団公演というフィルターがかかってるとは思うんですがまー、それを抜きにしてもファントムは面白かった。全編青い透明のベールを纏ったような雰囲気で進み、望海さんの創り出す儚げなのに芯の通ったファントム像に何度も圧倒されました。

2幕はちょっと間延びしてるかなとは思ったけど(せりなさんがあまり出てこないのもある)

望海風斗さん×真彩希帆さんのガチンコ歌勝負が毎回見る度にハイレベルな試合になってて、ビリビリと震えるような感覚になったことを覚えている。宝塚歌劇団内でなりを潜めてしまった、「圧がある」歌声を持つミュージカル俳優がこうして、トップコンビとして存在する事実がすごく幸せなことだと毎回噛み締めていました。

せりなさんの餞別シーンも 寂し嬉しかったな。

BDにはそのシーンが無いのが残念。

宝塚歌劇 雪組 ミュージカル『ファントム』初日編 - YouTube 

2位

ざ びぎにんぐ おぶ らぶ

これも大学の友人Aに誘われた作品。大阪公演大千秋楽を見た。

これ観る前友人Aの贔屓が出ているという知識しかなかったんですよね。出演者とかあんまり見てなくて(おい)勿論、楽曲を作られたレキシさんも存じ上げておらず、あまり期待せずにいたのですが、私が観る前に東京公演を見た友人Aが刀ミュ見る直前に

「私、刀ミュより びぎにんぐおぶらぶ、観たいんだけど...」「正直ペンラより穂を振りたい」

と小声で呟いた時 「えっ、何事...」と恐ろしくなった。その日から友人Aがずーーーーっとレキシさんの曲しか聴かなくなって末恐ろしくなった。贔屓の曲ずっと聴いてた彼女に赤坂で何があった。

実際に生で見るとめくるめく「レキシワールド」に飲み込まれ、レキシさんの楽曲ににぐっとんぐっとんにされ、気づいたら穂を振ってる。ひとつのライブのような、ひとつの絵本のような、ひとつの宝箱のような、カラフルで眩しくて純粋でキラキラしている、何も考えずに楽しめる舞台で 最高に楽しかった。

帰路、ふと呟いた言葉が

「穂を振りたい」だったのは毒されていた証拠かもしれない。

愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」フォトコール - YouTube

 

1位

COCOON 月の翳り/星ひとつ

最初は星ひとつ編しか見る予定なかったのに気づいたら2パターンとも2回見てた。おかしい。

刀ミュ見た帰りに、偶然目にしていたCOCOONの広告ポスターとYouTube配信の時にみたグランギニョルが衝撃すぎてこれは観なくては。と即チケットを取った。因みに刀ミュの推しキャラの中の人が出ていたのは偶然。

星ひとつ編は、「現在」の残酷さが特に際立っていた作品だったなと。

登場人物の1人ウルやラファエロ、アンジェリコの死やソフィに望まない永遠の命が与えられたこと。それは残酷なことではあるけれど、ラファエロやアンジェリコがあの時生き延びていたら、ダリデリコやゲルハルトのように父親から刷り込まれた「特級階級」としての強迫観念の元、吸血種を治めていたかもしれない。それは幸せなのであろうか?違うな。

結局ラファエロやアンジェリコは最後まで自分のやりたいことを遂行して死んだのだからある意味幸せなのかもしれない。

一方、月の翳りは、死というわかりやすい残酷性はなくてもひとりひとりの登場人物の関係性変化と結末をみるとアイデンティティの崩壊であったり、人間関係の崩壊であったり、別れであったり。「未来」への残酷さがあった。ラファエロやアンジェリコは死への道が切り開かれてしまうような未来が見えてしまうし、ほかのメインキャラも、決していい未来とは言えない。

幸せになりましためでたしめでたし

という決まり文句がだーれも使えない。

...ハッ、COCOON解釈ブログになるところでした。

COCOONはなんと言っても「照明演出」がものすごく良かった。入場すると既にドライアイスで劇場が曇っているのですが 開演するとドライアイスの曇りと照明によって舞台の輪郭がぼやけるような、絵本の世界に飛び込んでしまったかのようなそんな感覚が2時間ずーっとあって終演後、現実に戻ってきてしまった感が他の舞台よりも強かったのが印象的でした。

COCOONに限らず、TRUMPシリーズ舞台の面白さは、過去作を知っている人はTRUMPシリーズの新たな解釈の1つの指標になるし、初めて見た人は、いち舞台作品として楽しめる、どんな人でも面白い作品になっているので、TRUMPシリーズ見たことない方は是非見てください。

グランギニョルとか好きです。

因みに推しキャラは ラファエロとソフィです。

TRUMPシリーズ10周年記念作『COCOON 』星ひとつ編 ゲネプロ - YouTube

TRUMPシリーズ10周年記念作『COCOON 』月の翳り編 ゲネプロ - YouTube

 

さて、ここまで語彙力皆無で来てしまいましたが、1ミクロン程は伝わったでしょうか?

2位と5位以外は円盤化してるのでそれ見てください(投げやり)

ほかの舞台にあって宝塚に無いもの

最近、某大手2.5次元舞台を友人と観ました。原作の世界観をしっかりと守り、かつ 舞台ならではの迫力満点な 舞台でとても圧倒されました。

 

その友人は言いました。

「アンケートあるから、アンケート書いてね」

 

衝撃を受けました。いや、宝塚以外の舞台もよく観るので アンケート自体に驚きはないのですが

「その手があったか」 と目が覚める思いをしました。

 

他の舞台にあって宝塚に無いもの。

「ファンが主催者に自由に意見を言える機会が無い(少ない)こと」

宝塚の長年の闇 「宝塚ファンの需要に合わない劇団の謎人事」 これって 結局劇団側が宝塚ファンの需要を理解出来ていないから発生するのではないかな?と。

ファンの意見を反映しろとかそういうレベル以前に 「劇団はファンの需要を理解する機会が殆どないからファンを蔑ろにできる人事ができる」のだとすら思います。

─────────

さて、ここまでが私が数ヶ月前に書き上げた文章なのですが、某組さんの怪我多発のニュースを聞いて、更に

「宝塚側って、ファンの耳を傾ける機会があるのかな?」と思っています。

このご時世、

タカラジェンヌ、もっと働け!」って思う人いらっしゃるのでしょうかね?

今の公演サイクルに慣れてしまっている私が言うのもなんですが、

 

公演と稽古の間の休み、少なすぎません?

毎回、休演者出てません?

番手がつくジェンヌさん、やせ細りすぎてません?

 

もし、ファンの方の声がダイレクトに幹部に届く機会があったら 色々動くのではないかなと思うのは暴論でしょうか?顧客の声を聞かない企業ってあるんですかね?

 

けど、ほんとうに 今の宝塚はファンの声が遮断されすぎています。需要が届いていないなあーって思うことが多すぎです。

「推し活」プロモーションとか絶対、ファンからの声を聞いていたら実行されてませんよね?

 

宝塚歌劇団の「ファンの立場」ってなんなんだろうなあと思った今日この頃でした。

 

(蛇足)

数ヶ月前に書いた「某大手2.5次元舞台」って

ミュージカル刀剣乱舞なんですが、アンケート欄が凄くよく出来ているなあーと思ったので お暇がありましたら見てみてください。

 

ミュージカル『刀剣乱舞』公式ホームページ

 

 

 

2番手退団は悪なのか?~彩吹さんファンとして思う~

美弥るりかさんが、2番手退団をする。

 

それにより、我が贔屓、彩吹真央さんの退団が引き合いに出されます。

 

以前、2番手退団が地雷だ。というブログ記事を書いたのですが、

正直、その当時抱いていた感情を今表現すると

「退団云々よりも 2番手退団というだけで最悪な事態だ」と思われる/思ってしまうのがすごく嫌だ。

ということだと思います。

この感情は今でも抱いており、今回の2番手退団という発表が出て最初に思ったのも

「また彩吹さんが引き合いに出されてしまう」

という感情でした。

 

※私は、今回退団される方のファンではないのでこういう事を言うので、不快になった瞬間切り上げてください。

 

私が現役時代から彩吹さんのファンであってもずっと「トップになってほしい」と思っていただろうし、「もうトップは無理かも。」なんて1ミクロンも思わなかったでしょう。*1

だから、リアルタイムで彩吹さんの退団発表を聞いていたら本当にショックでショックで仕方なかったと思うし、「なんで辞めちゃうの??トップになって欲しかった」と思っていたと思う。

 

しかし、今の彩吹さんをみて

「2番手退団は悪なのか?」と言えるかと言ったら

NO

です。

正直、退団されてからの方がさらに活躍されている彩吹さんをみて「絶対に宝塚でトップになって欲しかった」なんて全く言えません。というか、こんな事言って申し訳ないのですが

「宝塚、あのタイミングで辞められて良かったね」

と思う時も時々あります。

(勿論、彩吹さんは退団の際の記事に「トップになれなかったけど」という言葉で続くコメントがある時点で、少なくとも彩吹さんにトップになりたいという意思があった訳なので、そんな事言うべきではないのですが。)

 

彩吹さんの2番手退団は、宝塚的には本当に悪だと思います。

しかし、その後の彩吹さんの活躍を総括して、「2番手宝塚退団が悪なのか?」と考えると絶対に違います。

 

だから、ファンの方々は、シンプルに「タカラジェンヌが退団する」ということだけに集中して欲しいです。

トップとか考えず、退団だけに集中してほしいです。

 

あと、

とりあえず、彩吹さんの退団を不幸話にしないで下さい。

 

6月まで美弥るりかさんとファンの方々が素晴らしい時を過ごしますように。

そして、素敵な人生が始まりますように。

 

*1:私は彩吹さんが退団された後にファンになった彩吹さんファンです。

あれ、私望海さん雪組好きだ!?

贔屓が

緒月遠麻さん→水夏希さん、彩吹真央さん、緒月遠麻さん→水夏希さん、彩吹真央さん、緒月遠麻さん、優美せりなさん

 と、鬼ごっこの「オニ」のように徐々に増えていくので出費がかさむ毎日です。

全てのジャンルに全力をかけるファンじゃなくて良かったと常々思っています。

 

というのは置いておいて。

 

優美せりなさんの退団公演、ファントムを何回か観劇する度に気づいたことがあります。

私、自分が思ってる以上に望海さん雪組が大好きだ!!?

と。

優美さん退団されたら 贔屓も持たず、色んな組見たいなあーと思っていたのですが、

ファントム2回目の観劇後に 色々考えて、

(無意識に購入していた望海風斗さんの写真集を読んで

 

あ、私そう言えば、 彩吹真央さんがトップだったら歌で勝負するような舞台が見たかったんだったよなあ。

と、自分が宝塚に求めていたものを思い返してみると

あれ、望海さん雪組は自分の理想的な組なのでは?

と実感したら最後、 望海さん始め雪組全員を好きになっていました。

 

「彩吹さんが」と前置きを付けましたが、これは「歌うまジェンヌがトップになったら」といっても良いのです。

 宝塚は基本ダンスが得意なジェンヌさんが抜擢される/期の中でも上位にくる傾向があるので、

自動的に「歌が苦手な主役を周りが支える」という組時代もかなり見られると思います。(実際、私の大好きな組、水さん雪組も主役以外のメインキャストに歌唱面はすごく支えられていましたし。)

ですので、歌うまジェンヌがトップに来る時は必ず「マルチジェンヌ」と謳われる様に

ダンスができて歌もできるジェンヌ 

が殆どだなという印象があります。だから歌ができるジェンヌが上に来ることはあまり無い。

 

それでも、私は歌うまトップに続こうと歌唱面に対しモチベーションアップしている組が大好きなのですが、 なかなか巡ってくる訳もなく。

しかし、巡ってくるものですねえ。

こんなにも私の中の理想的な組があるにもかかわらず、だいきほコンビが私の中で神のような存在だと言うことを、最近まですっかり忘れていました。

(プレお披露目みて「だいきほコンビだーい好き♡」とか言っていたくせにいけませんね。)

 

改めてファントムのステージドア をスカステで見てみると、演出家や他のスタッフ、ナレーションの発言に注目してみると

「組内の歌唱面の向上心が高い組」

といったワードが出ていて、

「これは、私、追っかけるしかないな??」

と確信しました。私の中の私が「今の雪組を推せ」と言っている。

 

もしかしたら、私は望海風斗さんを通して彩吹真央さんのトップ像を透かして見ているのかもしれません。あれほど私の中で理想的なタカラジェンヌにも関わらず、 「彩吹さん」と一言口に出せば「ああ、2番手で退団した」と前置きがつく悔しさを望海さんにぶつけているだけなのかもしれません。

しかし、そんなお二人に失礼な理由であっても今の雪組に対し、原動力に凄まじいパワーがあるいう事実に変わりはない。

だからこそ、今の雪組を愛したいなと。

だいきほコンビが退団するその日まで追っかけ続けるよ!!!!

 

 宝塚の沼は底知らずだと改めて感じた、「演技や歌唱中に眉毛で表情つくるジェンヌだーいすき♡」な、私の近況でした。

優美せりなさんと私

興味のある事はアグレッシブに。

と、前回のブログで書きましたが、そう思ったきっかけは やはり、我が贔屓、優美せりなさんの退団発表があったからです。

宝塚劇場での退団発表ではなく 東京公演の退団発表で、集合日の時点で「宝塚の優美せりな」 としては残り1ヶ月強という状態でした。

 

うおーっと書き残した優美さんに宛ててのブログ記事にも書きましたが 正直、新人公演卒業するかしないかのタイミングで辞めるだろうなあとは思っていました。全休の事がありましたし、彼女を見ていて宝塚にだけに熱を持っているタイプには見えないからです。爆上げされない限りは宝塚にずっといるような様には全く思えなかった。

だから、退団発表された時「あ、やっぱり辞めるのか」という気持ちも少なからずありました。

その瞬間だけは。

 

しかし、2019年を迎え、雪組が東京公演初日を迎えたぐらいから じわじわと自分の中の優美さんの度合いが大きくなっていました。それは寂しさとか何も応援できなかった後悔とかなんで辞めるんだろう?とか、本当に様々な気持ちがごちゃごちゃと混じっている気持ちでした。

 

私は、今まで現役/OGに関わらず贔屓に対して非常に淡白なファン活動をしてきました。

贔屓に対して熱を持っている時はちゃんとチケットを取って、そうではない時には全く興味すら持たない。

ある意味健全なのかもしれませんが、興味すら持たない時期に行われていた公演やイベントに限って自分の好みにドンピシャなものが多く、結果後悔することが多かったのも確かです。

だから、優美さんの退団公演だけは後悔したくなかった。けれどチケットがない。

そんな時でした。

偶然、妹が東京に泊まる用事がありその流れで私も泊まることになりました。

1日目は元々某公演を観る予定でしたが2日目は暇。

何も考えずに直感で「始発でファントム当日券並ぶ」という判断に至りました。

 

朝の4時起き。不思議と眠くなくパッと起きられました。 5時間程並ぶのも全然苦ではなかった。むしろあっという間でした。

 

何とかして手に入れた当日券。

15:30公演。

ムラで1度観ていたはずなのに、初めて見るような感覚に襲われ、新鮮な気持ちで見ることが出来ました。

優美さんが出てくる度に ストーリーを追わず優美さんだけを追う。

正直、ストーリー、予習してなければ全く頭に入っていません笑

それでも 数千円出した価値がとてもあった。

優美さんが出る度に流れてくる涙が証明してくれたきがします。

 

そして、なんと言ってもロケットでのソロダンス。

ムラで全くと言っていいほど優美さんが見つけられなかったのもあって ピカピカな笑顔の優美さんがすごく輝いて見えました。

オペラグラスが溺れてしまうのではと言うくらい覗くところに涙ていっぱいになった。

 

終演しても涙が止まらず、有楽町で失恋した女のようになってしまいましたが、

不思議とマイナスな気持ちではなく、優美さん輝いていて眩しくて仕方なかったことに対しての感動の涙という感じでした。

 

勿論、そんなにキラキラしている優美さんをもっともっと宝塚ファンとして、「宝塚歌劇団の優美せりな」をもっともっと見たかったというのもたしかです。

 

 けど、今回当日券を取ったことで優美せりなさんファンとして行動できた事がとても嬉しいなあという、少し前向きな気持ちに切り替えられつつあると思います。

 

これまた偶然なのですが、1月下旬、1週間おやすみがあるので 優美さんファンとして行動していこうかな?と考えています。

 

もうすぐ、優美せりなさんの退団。その前に誕生日があります。

何も考えてはいませんが、私が満足できる形で優美せりなファンを終えられたらなと思いました。

興味ある事はアグレッシブに。

最近、刀ミュが凄く気になってて、刀ミュファンの友だちに知識を教授してもらうのが日課になっています。

既に3月の刀ミュ観劇決定していたり(友人のチケ運に感謝)、単騎出陣の為に初海外を検討しているくらい、ファンでもないのにアグレッシブぶりを見せている私です。

 

そんなアグレッシブぶりを見て、とある友人に

「つけ、ファンでもないのになぜそれだけお金や時間を掛けられるの?」

と言われました。

 

端的に言えば

今私が大好きな人や物が「興味あった時には存在していても好きになった頃は存在していなかった」ものばかりだから

の一言につきます。

宝塚でもそう。大好きな 水夏希さんも彩吹真央さんも、緒月遠麻さんも私が興味あるころには現役さんだったのにも関わらず、ファンになった時には既に退団されていたのです。

 

後悔したくないのです。

今はその舞台に存在していても、卒業するかもしれない。トラブルが生じてダメになるかもしれない。最悪、その人や物がこの世には居なくなってしまうかもしれない。

 

「好きだったのに」とか「気になってたのに」行動しなかった

というのはもう一生したくないのです。

 

最近、私の贔屓が退団発表をしたり

1/4に とあるYouTuberさんがお亡くなりになられたニュースを聞いて改めて思いました。

絶対、お金や時間が掛けられるのならば行動する。

勿論、私の立場上動けるものも有限なのでお金や時間が無理なら諦めます。しかし、動けるなら動けるうちに動いておきたい。

「動いた」という実績が自分の支えになります。きっと、推しの支えにもなるはずでしょう。

 

それを実感したのが贔屓が退団発表する前のムラ公演。何かの衝動で なんとかチケットを取り、最後列ながら観ました。

今思えば 凄く良いことをしたと思います。

正直、その公演、ストーリーが好きではなく絶対行かないと思っていた作品だった。けど行動した。

結果、作品自体は楽しめなかったけど贔屓の動く姿に満足できた。

その後の退団発表。

その発表を知って改めて私は誰になんと言われようとアグレッシブに生きよう。と決意しました。

 

歳を重ねるとアグレッシブになりづらくなるらしいですし、これからもアグレッシブオンナの磨きをかけようと思います。

 

以上、2019年、初めてのブログ更新でした。