貴女に恋をして早1年半。
初めて動く彼女を見たのは轟さんDSのスカステ映像。下級生らしく控えめな笑顔で、けれど最高のパフォーマンスをしていた貴女に改めて感銘を受けました。
その頃、私は事情で3月まで全く地元から離れられない生活を送っていました。
大好きな雪組、そして大好きな貴女を見たいのに見れないもどかしさは凄まじいものでしたが、ここを乗り越えれば貴女に会える。と思えば苦ではなかった。
NHKのひかりふる路/SVの録画、望海さんら主要メンバーよりも貴女の動く姿ばかり追っかけていました。ああ、早く貴女を見たいな。その事ばかり考えていました。
あの頃、自分の事で精一杯すぎて、新人公演で大抜擢されていたのにも関わらず、公演終了後にその事を知り、タカニュで貴女が新公メンバーとして役の事を喋っていたのに...と後悔したのは今となってはいい思い出です。
自分の事で精一杯だった半年を乗り越え、貴女の事を応援できる用意が出来たぞ!と思った直後の大劇場休演はすごくすごくショックでした。
さらに初日観劇者のツイートで貴女が子猫の役やWトリオとして抜擢されていたと知った時、誰も悪くないのに悔しくて悔しくてこの感情を何処にぶつければ良いのだろう?私は貴女の居ない雪組で何を見ればいいのだろう?と観劇する時までずっと考えていました。
宝塚に限らず、全ての事柄で同じことが言えますが
もし、誰かが穴を作ったら誰かがその穴を埋めます。
もし、その穴を知らずにいたら、私たちは元穴があった箇所をずんずんと歩いていくでしょう。
東京公演を見て、既に貴女の穴が埋められ、馴染んでいた公演を見て初めて貴女の退団を覚悟しました。
勿論、休演は悪ではありません。けれど休演する理由が理由であればあるほど辞める理由があるという事。貴女の居ない雪組をみて、改めて休演の重み、そして退団の覚悟が芽生えました。
運命の大劇場の集合日。あの日ほど貴女が稽古場に入ったという情報を聞いて安堵したことはありません。そして、退団者の中に貴女の名前がなかった事に安堵したことはありません。
その日の夜、緊張の糸が溶け速攻でファントムのチケットを取ったのもいい思い出です。
11/23 私は宝塚大劇場に居ました。
プログラムを買い、貴女の名前を見て泣き、出番を見て泣きました。幕が上がると望海さん率いる雪組がファントムの世界を創り出して居ることに圧倒されつつも、貴女を探し、見つけ、追いかけ、初セリフに驚き、泣き。
あれ程宝塚を見ていたのにも関わらず
あの日の公演で初めてきちんと「宝塚を見た」と思えた気がします。
12/25
すっかり雪組の集合日を忘れてた私。
本職である学生として勉強しないと。と学校の図書館で勉強をしようと教科書や資料を探していた時でした。
花組さんの退団者が気になり宝塚サイトを開いたとき雪組の退団者が居ることを知りました。
もしや。とは思いました。
退団する。
涙が止まりませんでした。宝塚なんて、貴女の事を好きにならなければ良かったと思いました。好きにならなければこの悲しみを感じなくて済んだのに。けれど、そんな事出来ませんでした。
どんどん上へ上へ行く貴女。どんどん洗練された美貌に磨きがかかる貴女を嫌いになんて出来ませんでした。
本当は、東京公演なんて行きたくなかったんです。
冬だし、寒いし。ファントムの当日券が取れない事は知っているし。
けれど、そんな事よりも貴女の姿が見たい。その気持ちの方がずっとずっと上でした。
5時間並んで取ったチケット。そしてその公演の貴女は本当に格別なものでした。
本当は東京公演、1回でいいと思っていたのです。
当日券取るの大変だったし、寒いし、本業大変だし。
けど、やっぱり貴女に会いたかった。貴女の姿を見たかった。
家族に無理を言って急遽遠征をして、また5時間並んで。
やっぱり貴女の姿はどんなジェンヌよりも輝いていた。演技力が増して「今、どんな話をしているのか」前回までそれがイマイチぴんと来なかったのに しっかりと演技をしていた貴女にとても感動しました。
ライブビューイング、行くつもりもなかったのです。
生で観てこそだし。というかライブビューイングの頃それどころじゃないし。
けど、やっぱりやっぱり見たかった。
気づいたらチケットを探しGETしていました。
2/10
どれだけ主要メンバーが中心としたアングルでも貴女を探し見つめていました。
セリフのところで1人貴女が映っていて。
餞別だとしても幸せで幸せで、涙が沢山出て仕方ありませんでした。
ロケットでの餞別ソロダンス、すごく嬉しかったです。ダンスより歌な貴女だけど精一杯表現している姿に何度救われたか
コーラスで沢山使われている貴女に何度勇気をもらったか
たった1作品しか追っかけられなかったこと後悔していないと言ったら嘘です。大嘘です。
貴女がどんな人なのか?分からずにさよならしてしまう。寂しいです。
だけど、貴女がやりきった顔をして卒業する姿をみてもうそんな事吹っ切れました。
明日からは本名の貴女の人生をたっぷり楽しんで下さい。
最後に
優美せりなのファンで居られて、幸せでした!!!
本当にありがとうございました!!!!!!!