つけの つぶやき

舞台の話を気ままに。

優美せりなさんと私

興味のある事はアグレッシブに。

と、前回のブログで書きましたが、そう思ったきっかけは やはり、我が贔屓、優美せりなさんの退団発表があったからです。

宝塚劇場での退団発表ではなく 東京公演の退団発表で、集合日の時点で「宝塚の優美せりな」 としては残り1ヶ月強という状態でした。

 

うおーっと書き残した優美さんに宛ててのブログ記事にも書きましたが 正直、新人公演卒業するかしないかのタイミングで辞めるだろうなあとは思っていました。全休の事がありましたし、彼女を見ていて宝塚にだけに熱を持っているタイプには見えないからです。爆上げされない限りは宝塚にずっといるような様には全く思えなかった。

だから、退団発表された時「あ、やっぱり辞めるのか」という気持ちも少なからずありました。

その瞬間だけは。

 

しかし、2019年を迎え、雪組が東京公演初日を迎えたぐらいから じわじわと自分の中の優美さんの度合いが大きくなっていました。それは寂しさとか何も応援できなかった後悔とかなんで辞めるんだろう?とか、本当に様々な気持ちがごちゃごちゃと混じっている気持ちでした。

 

私は、今まで現役/OGに関わらず贔屓に対して非常に淡白なファン活動をしてきました。

贔屓に対して熱を持っている時はちゃんとチケットを取って、そうではない時には全く興味すら持たない。

ある意味健全なのかもしれませんが、興味すら持たない時期に行われていた公演やイベントに限って自分の好みにドンピシャなものが多く、結果後悔することが多かったのも確かです。

だから、優美さんの退団公演だけは後悔したくなかった。けれどチケットがない。

そんな時でした。

偶然、妹が東京に泊まる用事がありその流れで私も泊まることになりました。

1日目は元々某公演を観る予定でしたが2日目は暇。

何も考えずに直感で「始発でファントム当日券並ぶ」という判断に至りました。

 

朝の4時起き。不思議と眠くなくパッと起きられました。 5時間程並ぶのも全然苦ではなかった。むしろあっという間でした。

 

何とかして手に入れた当日券。

15:30公演。

ムラで1度観ていたはずなのに、初めて見るような感覚に襲われ、新鮮な気持ちで見ることが出来ました。

優美さんが出てくる度に ストーリーを追わず優美さんだけを追う。

正直、ストーリー、予習してなければ全く頭に入っていません笑

それでも 数千円出した価値がとてもあった。

優美さんが出る度に流れてくる涙が証明してくれたきがします。

 

そして、なんと言ってもロケットでのソロダンス。

ムラで全くと言っていいほど優美さんが見つけられなかったのもあって ピカピカな笑顔の優美さんがすごく輝いて見えました。

オペラグラスが溺れてしまうのではと言うくらい覗くところに涙ていっぱいになった。

 

終演しても涙が止まらず、有楽町で失恋した女のようになってしまいましたが、

不思議とマイナスな気持ちではなく、優美さん輝いていて眩しくて仕方なかったことに対しての感動の涙という感じでした。

 

勿論、そんなにキラキラしている優美さんをもっともっと宝塚ファンとして、「宝塚歌劇団の優美せりな」をもっともっと見たかったというのもたしかです。

 

 けど、今回当日券を取ったことで優美せりなさんファンとして行動できた事がとても嬉しいなあという、少し前向きな気持ちに切り替えられつつあると思います。

 

これまた偶然なのですが、1月下旬、1週間おやすみがあるので 優美さんファンとして行動していこうかな?と考えています。

 

もうすぐ、優美せりなさんの退団。その前に誕生日があります。

何も考えてはいませんが、私が満足できる形で優美せりなファンを終えられたらなと思いました。