レ・ミゼラブルという超超超名作。誰もがしってる作品。
2017年は既に舞台オタクだったし、友だちが観劇してたり、ファン友だちのお知り合いの方が出演していらっしゃったとか色々きっかけがあったはずなのに、
「高いから」「敷居が高いから」って、
おめー、舞台オタクのくせにwwww何初心者みたいな事言ってんねんwwwってツッコミ入りそうな理由でスルーしてたんですが
2019年。三浦宏規という新たな贔屓が出来たことでその壁をぶち壊してチケットを取りました。
レミゼを見て思った事。
「一生の内に観てみたい」って人に
「今見た方がいい」って力説できる作品だなって思った。
レミゼは「ジャン・バルジャンの生涯~マリウスの恋愛日記を添えて~」
だから、観劇した時の自分がどの年齢で、どの立場(職業や役割)でどんな経験をしたかで全く視点が変わるなーと。
マリウスやエポニーヌ、コゼットといった10~20代前半のキャラ
アンジョラスや学生、市民や娼婦といった20代後半~30代のキャラ
ジャン・バルジャン、ジャベール、ティナルデイエ等の40~60代のキャラに対しての思い入れの度合いって結構変わるんだろうなって。
私は今、20代前半を生きていて、リーダーとして率いることも、何か仕事を与えられてそれを絶対貫き通さなくてはいけないとかそんな事もなくて、やっぱり 10~20代の世界を生きるマリウス、コゼット、エポニーヌの気持ちが1番よくわかった。
というか、正直、それ以外のキャラに対して 親近感や共感が湧かなかった。「なんでそう思うんだろう?なんでそんな選択をしたんだろう?」って。3回見たにも関わらず。
特にジャン・バルジャンに対して全く共感が出来なかった。なんで彼はあのような人生を生きたのだろう?仮釈放証を捨て、脱獄した事を黙っていることは悪であっても、あのまま市長として市民を守り続けた事で何か変わったのではないのか?暴動は起こらず、若者の命が失われる事はなかったのではないのか?と。この今の考えは私が「若者」だからか?そもそもの性格の不一致かは分からない。
レ・ミゼラブルの作品性の魅力について。
散々いろんな所で言われていて耳にタコができるわ!って話だろうけど、やっぱり、「名作」と言われる所以が全てに詰まっていたってわかった。
先程も少し言ったけど宝塚やミュージカルって、 「1度見てみた方がいい。」 って良く言われるし、私もよく言う。けれど、そのひとによって作品を選ぶ事が多い。だってお金高いし。1万円する席払ったしキャストが超有名/実力派しか集めてないのに脚本や演出がアレだから1幕で必ず寝る場面があったよ☆っていうミュージカルもあるくらい(某帝劇ミュ) 舞台って相当ブラインドガチャ要素ある。
だけど、レミゼは キャラや作品が刺さらなくても、曲や演出、舞台機構が面白いよ!って言える。人を選ばない。
吉原さんと小野田さんがゲスト出演したラジオレポに「レミゼは完璧なミュージカルだ」*1と書かれているけど、本当にその通りだと思う。完璧。だから何回見ても感動するし飽きない。キャスト、オーケストラ、舞台機構、曲。すべての面が完璧なのに主張しすぎず調和している。だから面白い。
ただ、「ストーリー知らずにレミゼ観る」のは、やめた方がいいなって思った笑
私は、原作ありのミュージカルであっても、全く予習せずに舞台を観る女なのですが(ただの予習めんどくさがり屋)、
舞台ファン友だちの方に「レミゼ、絶対予習した方がいいよ」と言われたにも関わらず全く予習せずにレミゼを観たんだけど、ストーリー展開が追いつけずに終わってしまった。
ストーリーが分からないからキャラの感情も理解できない。曲も楽しめない。その後チケット2回追加出来たからレミゼの面白さにハマったものの、多分あの1回きりならレミゼの面白さを十分理解出来ずに終わっていたなって。
なので、レミゼ観たいけど観たことないよって人は映画版レ・ミゼラブル、観た方がいいと思います。いや、絶対観た方がいい。
今回は帝劇のチケ販時期にレミゼ見る気なくて慌てて取った為たった3回だけでしたが、
毎回年5~6回以上は観てきたいなってレベルで大好きになりました。
そしてレミゼを生涯を共にする作品と決めました。というか自分の人生経験をたくさん積む上で「レミゼをみて自分はどう思うか?」って答え合わせを毎回出来たらいいなーって思いました。
2021年に再演します。
私は確定している事情により2~3回くらいしか行けないのでめちゃくちゃ残念ですが、2年後、私はレミゼに対してどんな気持ちで観れるのか今から楽しみです。
そして、三浦さん。これから1年とちょっとの間で沢山の経験や技術を吸収して、ご縁があったらまたレ・ミゼラブル、出てくれるといいな。
6/16 マチネ
びっくりするくらいストーリー展開速すぎ+贔屓の動向を追いかけるのに忙しすぎて、脳が疲れた
8/16 ソワレ
8/17 マチネ